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3.大阪府森林環境税の取組
近年、局地的な集中豪雨が頻繁に発生し、土石流の発生時に渓流沿いの木を巻き込んで流れ出すことで、河川や水路等をふさぎ、市街地における被害を拡大させる流木被害が発生しています。また、間伐をはじめとする森林管理作業が停滞しており、その結果、森林の荒廃が進むことで森林の持つ災害防止機能をはじめとする様々な公益的機能が著しく低下しています。
大阪府においては、市街地の背後に山間部が迫っているため、ひとたび災害が発生すれば、生命や財産が危険にさらされることになります。そのため、森林保全対策を緊急的かつ集中的に実施することが急務となっており、大阪府では平成28年度より森林環境税により、府民の生命・財産を守るための取組みを行っています。
当事務所における森林環境税の取組
危険渓流における流木対策
(1)治山ダムの設置
土石流や流木の発生を抑止するため、治山ダムの整備を行っています。
(2)森林整備の実施
流木となる危険性の高い渓流沿いの立木等の伐採・整理を実施しています。
(3)防災教室の実施
森林環境税を活用して治山ダムや森林整備を実施した場所では、地域住民へ向けた防災教室を実施し、防災意欲の向上に努めています。