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1.多様な森林づくり
(1)大阪府森林整備指針について
森林は、木材等の生産のほか、水源のかん養、山地災害の防止、生物多様性の保全、保健・レクリエーション、文化の維持・継承など、多くの公益的機能を有しています。これらの機能をバランスよく発揮させるためには、多様な環境がモザイク状に配置された森林づくりが、防災上、生物多様性の観点からも非常に重要です。当事務所では、スギ・ヒノキの人工林だけではなく、広葉樹林を含む多様な森林づくりを進めています。
大阪府では、将来の望ましい森林の姿と、それを実現するための技術的な手法等を示す「大阪府森林整備指針」を策定しました。「メリハリをつけた林業経営」「防災に配慮した森づくり」「広葉樹などの資源の育成と活用」「多様な森づくり」の4つの目標を定め、市町村、森林所有者、森林ボランティアなどと連携・協調して森林の保全整備を進めています。