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4.森林災害の復旧
平成30年9月に大阪を襲った台風21号は、府域の森林のうち728haの森林に壊滅的な風倒木災害をもたらしました。その多くが高槻市域に集中し、市域の森林面積の1/4を超える613haの森林が被害を受けました。大阪府ではこのような台風や大雨等の自然現象等により被災した森林の復旧を行っています。
(1)山腹工
下記写真は、台風被害により山腹の崩壊が発生した場所です。治山事業により、崩壊した斜面の安定化を図りました。
被害状況
山腹工実施後
(2)風倒木処理
平成30年台風21号では強い風の力で、多くの木がなぎ倒されました。下記写真のように、倒れた木が折り重なっているような状況が至る所で見られました。被害を受けた風倒木等は伐採し、林外に搬出もしくは流出の恐れのない状態で林内に残置しています。
被害状況
風倒木処理実施後
(3)植栽
(2)で風倒木処理を行った後、健全な森林に復旧するために植栽を行いました。大阪府森林整備指針を参考に、目指すべき森林へと誘導できるよう樹種を選定しています。
風倒木処理後
植栽実施後※シカの食害対策で、苗木にネットをかぶせています。