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4.森林災害の復旧
平成30年7月の西日本豪雨災害では、連続雨量550mmを超える豪雨により、能勢町や豊能町などで山腹崩壊や土石流が発生しました。また、平成30年9月の台風21号は、大阪府を縦断し、当事務所管内においては約650haの森林に壊滅的な風倒木災害をもたらしました。当事務所では、このような被災森林の復旧を進めています。
(1)崩壊地の復旧
能勢町山内地区では、台風被害により山腹が崩壊し、土石流が発生しました。山腹工により、崩壊した斜面の安定化を図るとともに、山腹工の下流域では治山ダムを一体整備しました。


(2)風倒木処理
平成30年台風21号では暴風により、多くの木がなぎ倒され、倒れた木が折り重なるような状況が至る所で見られました。二次災害を防止するため、風倒木等は伐採・処理し、林外に搬出もしくは流出の恐れのない状態で林内に残置しています。
被害状況
風倒木処理実施後
(3)植栽
(2)で風倒木処理を行った後、健全な森林に復旧するために広葉樹等の植栽を行っています。大阪府森林整備指針を参考に、目指すべき森林へと誘導できるよう樹種を選定しています。シカが生息する北摂地域においては、苗木にネットをかぶせるなどの食害対策も必要となります。
植栽実施後(令和4年4月)
植栽木成長状況(令和6年7月)