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タバコに関すること
タバコはどうしたらやめられるの?
どうしてやめられないの?
ニコチンに対する薬物依存である「身体的依存」と、喫煙が生活習慣の一部(食後のタバコなど)になっている「心理的依存」が、たばこをやめにくくしています。
禁煙中に禁断症状(イライラ・落ち着かない・不眠・眠い・頭痛・だるい・抑うつ気分など)に悩まされるのは、ニコチンによる薬物依存性があるためです。
失敗を恐れず、何度でも禁煙にチャレンジしましょう!
吸いたい気持ちの対処法
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禁煙補助薬を上手に使いましょう
タバコをやめたいけど、禁煙はつらいし、自信がないとあきらめていませんか?
つらいと思われがちの禁煙も、禁煙補助薬を用いることで、何も使わない場合に比べて楽に禁煙することが可能です。
禁煙補助薬には、ニコチンを含まない飲み薬(バレニクリン)とニコチン製剤(ニコチンパッチ・ニコチンガム)があります。
詳しくは、医師・薬剤師にご相談ください。
禁煙治療を提供している病院・診療所については、「大阪府内禁煙サポート実施機関一覧」をご覧ください。
ニコチンを含まない飲み薬(バレニクリン)
- 禁断症状を緩和するだけでなく、タバコをおいしいと感じにくくします。
- 医師の処方せんが必要です。医師の禁煙指導に従って服薬してください。
- 条件が合えば健康保険が使えます。
ニコチン製剤(ニコチンパッチ・ニコチンガム)
タバコから摂取していたニコチンを薬剤のかたちで体内に補給して、禁煙時の禁断症状を緩和し、徐々にニコチン依存から抜け出す方法です。
ニコチンパッチ(貼り薬)
- 1日1枚、体に貼ってニコチンを体内に吸収させます。
- 薬局・薬店で購入できるものは、医師の処方せんが必要なものに比べて、ニコチンの量を減らしたものが販売されています。もし、効果が十分でない場合は、医療機関に受診することをお勧めします。
- ニコチンを多く含むものは医師の処方せんが必要です。この場合、条件が合えば健康保険が使えます。
ニコチンガム
- タバコを吸いたくなった時にゆっくりとかみ、口の中の粘膜からニコチンを吸収させます。
- 薬局・薬店で購入できます。
- 普通のガムとはかみ方が違います。購入時、薬剤師によく相談してください。
禁煙治療の保険適用について
2020年4月より禁煙治療のオンライン診療も健康保険が適応できるようになりました。
以下の4つの条件をすべて満たし、医師が必要と認めた場合、一定期間の禁煙治療の受診に健康保険が使えます(ただし、過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことがある場合、前回治療の初回診察日から1年経過しないうちは、健康保険が使えません)。詳しくは、医師にご相談ください。
健康保険で禁煙治療が可能な医療機関については、「大阪府内禁煙サポート実施機関一覧」にてご確認ください。
- 直ちに禁煙することを希望していること。
- ニコチン依存症のスクリーニングテスト(Tds)で、ニコチン依存症と診断されたこと。
- ブリンクスマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上であること。
- 禁煙治療を受けることを文書で同意していること。
2016年4月より、35歳未満の方は3の要件がなくなりました。
治療費は自己負担3割とした場合、8週間から12週間で13,000円から20,000円程度です。(処方される薬によって変わります)