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令和4年11月30日大阪府個人情報保護審議会審査請求案件等審査部会議事録
大阪府個人情報保護審議会審査請求案件等審査部会議事録
- とき 令和4年11月30日(水曜日)午前10時から午後0時10分まで
- ところ ウェブ会議による開催
- 出席者 丸山会長、島田会長代理、重本委員、竹村委員、西上委員、三成委員
- 議題
- (1)大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業「アスマイル」における蓄積データの第三者提供について(新規諮問)
- (2)広聴相談カード等部分開示決定審査請求事案(新規諮問)
- (3)その他
- 議事概要
部会長から議題2は、情報公開条例第9条第1号に該当する情報が含まれていることから非公開とすることとした旨の報告があった。- (1)大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業「アスマイル」における蓄積データの第三者提供について(新規諮問)
- ア 実施機関説明
資料に沿って説明
資料:大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業「アスマイル」における蓄積データの第三者提供に関する事務処理要領案等 - イ 委員質疑
主な質疑は次のとおり- (委員)提供予定の蓄積データは、匿名化を予定しているとのことであるが、これは匿名加工情報の提供ではなく、仮名加工情報の提供として取り扱うということか。
- (実施機関)蓄積データは、参加者番号、氏名、住所、生年月日について匿名化をし、申出者へ提供することを予定している。匿名対象以外の情報は、加工処理を施さずに提供を行うため、仮名加工情報の提供に近いものであると考えている。
- (委員)第三者へのデータ提供は、収集目的内での提供か目的外での提供どちらになると考えているのか。
- (実施機関)アスマイルは、個人インセンティブを活用した府民の主体的な健康づくりの促進と、特定健診や歩数等のデータの収集、分析体制の整備を目的としている。アスマイル事業を通じ、利用者の健康に関するデータが蓄積されていくことは、当初から想定しており、データ提供は収集目的内での提供と考えている。
なお、蓄積されたデータを、誰にどの範囲を提供するか等について、事業開始時は明確ではなかったが、今後は本スキームにより、第三者への提供を行う予定。 - (委員)大学に所属する者に対しては、相当程度の研究実績を有することとしているが、研究実績ということは、成果が必須であり、新規研究を原則除外するのか。
- (実施機関)研究実績について、著名な学術論文誌への掲載というような具体的な基準はないが、例えば学生が卒業論文での使用で申し出た場合は対象外と考えており、学識経験者による検討会の意見を踏まえ、決定する。
- (委員)大学に所属する者からの申請は、研究倫理審査委員会の審査等に加え、検討会で審議を行うため、一定ダブルチェックがかかるという趣旨か。
また、研究実績にかかわらず、地方独立行政法人等からの研究受託案件もダブルチェックが機能するのか。 - (実施機関)研究機関からの申出は、研究倫理審査委員会と検討会においてダブルチェックがかかると考える。
また、独立行政法人や市町村から業務を受託した者は、公金を財源とする業務を行うことになる。当該業務は、一定の公益性を備えているとの推定が働くので、蓄積データの提供を行うこととした。
- ウ 委員審議
答申案について審議- (会長)答申案にて決定する。
- (委員)来年度以降は、今回のように過去の答申において、審議会に諮問を行うことが必要とされた案件はどのように運用していくのか。
- (事務局)改正法の解釈に基づき、適切な運用かどうかの意見をいただきたい。
- (委員)審議会への諮問については、個人情報保護委員会に読み替え運用するということではなく、ゼロベースで検討中という認識でよいか。
- (事務局)過去の答申の取扱いについて整理をする予定。
- ア 実施機関説明
- (2)広聴相談カード等部分開示決定審査請求事案(新規諮問)
- ア 審査請求人口頭意見陳述
- イ 実施機関説明
- ウ 質疑応答
- エ 委員審議
継続して審議することとした。
- (3)その他・事務連絡等
- ア 次回開催等の予定に係る事務連絡
- (1)大阪府健康づくり支援プラットフォーム整備等事業「アスマイル」における蓄積データの第三者提供について(新規諮問)