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人権学習シリーズ ありのままのわたし 大切なあなた コーナー遊び
コーナー遊び
キーワード
尊敬:自分も友だちも大切な一人ひとり(自己肯定感・他者への尊敬)
ねらい
- 自分の好きな遊びが見つけられ、それで遊ぶことに喜びを感じ、自己肯定感を育む。
- 友だちの好きな遊びに気づく力を育む。
対象
おおむね1歳半から3歳
(1人で、遊びによっては2人から3人で)
所要時間
15分から20分程度
準備するもの
一人ひとりの好きなもの
(人形・ままごと・台所用品・粘土・紙類・ブロック・積み木・絵本・ひもとおし、パズルetc)
やってみよう
遊び・活動への誘いかけ
- 子どもの好きな遊びをいくつか用意してコーナーをつくります。
- 子どもが自分で取り出せるコーナーにするのがいいでしょう。
- 集中して遊んでいる時は見守りましょう。
※1つの遊びに何人かが集まった時、おとなは一緒に楽しく遊ぶための声かけをしたり、遊ぶものの数を増やしたりと、一人ひとりが満足するよう工夫してみましょう。
※子どもが自分で片付けやすいように、おもちゃの種類ごとに小さな箱や空き缶に入れておくなど工夫があるといいですね。初めはおとなが片付けのお手本をみせて、一緒にするといいでしょう。
ポイント
- 自分の好きな遊びが見つけられて、落ち着いて遊べる環境は子どもにとって大切な居場所となり、子ども自身の気持ちや感情がいやされます。
「明日もこれで遊びたい」と子ども自身が思えるコーナーづくりをします。
週単位、月単位で子どもの興味に合わせて、コーナーの中身の工夫と点検があるといいでしょう。
コーナーの中で育つ子どもの関係を大切にし、子どもの遊びや関係によって中身を替えていきましょう。 - 家庭でも、子どもが好んで遊ぶものをいくつかそろえて、部屋の一角に小さな布や座布団などを置いていつでも遊べる環境を整えると、ほっとできる子どもの居場所になります。
コーナー遊びを通して、子どもが遊びたいことを自分で決める、遊んだ後は自分で片付けるなどの習慣を身に付けていきます。