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人権学習シリーズ ありのままのわたし 大切なあなた ばあ!あそび
ばあ!あそび
キーワード
尊敬:自分が好き・人が好き
公平:順番があるということやどの子とも分けへだてなく関わるなど
ねらい
「ばあ!」で人とやりとりする楽しさを感じ、楽しい遊びを通して、子どもから大好きなおとなを誘う力や遊びへの意欲を育む。
対象
おおむね0歳から1歳半
(おとなと子どもの2人組で)
所要時間
3分程度
準備するもの
顔がかくれる程度の大きさの布、タオルなど
やってみよう
こんな場面で
- 子どもがタオルなどを持って偶然、顔をおおうしぐさをしている時。
- 物陰にちょこんと座っている場面などを見つけた時。
遊び・活動への誘いかけ
*「○○ちゃん、どこにいるかなあ」
*「○○ちゃんがいないなあ、どこかなあ」
*「あー!○○ちゃんみつけた!」
*「○○ちゃん、いないいないばあ!しようか!」と声をかけます。
進め方
- おとなが手やタオルなどで顔を隠し、「いないいない・・・ばあ!」で顔を出してみせる。
(「ばあ!」は、とびっきりの笑顔で) - 「○○ちゃんもしてみよか?」と声をかけ、子どもがおとなのまねをして「ばあ!」をする。
- 何回も繰り返す。
※ハンカチで、本で、ドアやカーテンに顔を隠して、物陰に隠れてなどさまざまな「ばあ!」を楽しみましょう。
※子どもが隠れるしぐさをした時や自分でタオルなど布を持って顔に当てた時など、おとなも同じようにまねしてみせて、「ばあ!」と声をかけてみましょう。
※保育所や子育て広場など他の子どもがいる場合には、「◯◯ちゃんの次ね」「待っててね」など声をかけることで順番などを学ぶことにもつながります。
ポイント
- 人の顔が「ばあ!」と現れる意外性を楽しみ、繰り返すことで自分もまねして「ばあ!」とした時のおとなの反応を喜び、何度もしようとします。このことは、おとなが喜んでくれる(認めてくれる)という達成感、自信へとつながり、子ども自身の自己肯定感(自分への自信)を高めるとともに、人と関わる嬉しさの基本となります(他者への尊敬)。
- 保育所や子育て広場など、子どもが集まる場では大きな布にみんなで隠れたり、「ばあ!」と一緒に顔を出したりする遊びや、子ども同士、子どもとおとななど、2人でかくれるのも楽しいです。
絵本『いないいないばあ』につなげて、動物の「ばあ!」も一緒に楽しめるといいですね。