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更新日:2009年6月16日

ページID:21157

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推進会議の目的・取組

景観とは何でしょうか?

「景観」は「景」を「観」ることで成り立っています。つまり、私たちのまわりにあるさまざまなもので構成されている環境を、私たち人間が眺め、感じたものが「景観」といえます。私たちは、まわりにある環境の状態を、さまざまな感覚を通して感じることによって評価したり、チェックすることができます。

私たちの感覚の中では、視覚が支配的になりがちです。そのため、景観でも視覚的な側面が強調されることが少なくありません。しかし、私たちの体は、感覚すべてを使って環境を感じとっています。よい景観とは、視覚だけでなく、音や香り、触覚などすべて感じがよい状態のことです。

さて私たちをとりまく環境、また、それを眺めた状態である景観はどのように形づくられているのでしょう。景観はさまざまな要素から成り立っています。山並みや川、海といった自然の要素は、私たちの景観の土台や骨格を形づくっています。また、農地やため池、建築物や道路、橋りょうといった構築物があります。さらにこうしたさまざまなものが集合して景観は成り立っているのです。

私たちの生活は、環境にさまざまな働きかけを行います。そして、環境を変えたりもします。こうした行為が積み重なって景観が形づくられていきます。そうした意味では、景観は私たちの生活文化が形になって表れたものであるといえます。

単なるうわべの化粧ではよい景観を形づくることはできません。質の高い生活文化があってこそ、本当によい景観ができるのです。
(『大阪府都市景観ビジョン』1 都市景観づくりの基本的方向 から抜粋)

大阪美しい景観づくり推進会議の目的

私たちをとりまく環境はさまざまなもので構成されています。こうした要素を一体と感じることが景観です。それゆえ環境にかかわる人みんなが一体となって取り組んでいかなければ、景観はよくなっていきません。

大阪美しい景観づくり推進会議は、府民、事業者、行政がそれぞれの役割を認識し、ともに協働して景観づくりに取り組むことにより、大阪の豊かで世界に誇れる美しい景観づくりを府民運動として展開していくことを目的に、景観づくりに積極的に取り組んでいる府民や事業者の参画を得て、平成6年12月1日に設立されました。

「美しい世界都市大阪の実現に向けて」(大阪府景観形成誘導推進協議会との共同声明文)

平成16年12月8日に開催された、「大阪美しい景観づくり推進会議」と「大阪府景観形成誘導推進協議会」の合同会議にて、下記の声明文が共同で発表され、景観法の施行を機に、府民・事業者・行政が連携・協力を強め、「美しい世界都市大阪の実現に向けて」より一層、積極的に取組んでいくことがいくことが確認されました。

今後の景観づくりに関する活動をより一層充実したものに出来るよう、府民の皆様のご協力をお願いします。

美しい世界都市大阪の実現に向けて

緑豊かな周囲の山並み、西に大きく開いた大阪湾、その間を幾多の河川が流れる大阪は、古くから多くの人々が住み、賑わうなかで活力ある文化を育むとともに、そこでの生活や都市活動に根ざした質の高い、多様な景観をつくり出してきた。

優れた景観は、そこに住む人々に誇りと愛着をもたらし、人々の心のよりどころになるとともに、そこを訪れる人々に深い感銘を与え、長く記憶にとどめられる。

今後、大阪が「世界都市」として発展し、さらに府民が文化的な生活を享受していくためには、これまで培ってきた文化の上に、優れた歴史的景観・自然景観を保全・承継するとともに、世界に誇ることのできる新たな景観拠点を創造し、古いものと新しいものが調和した、個性ある多彩な景観を有する都市づくりを進めていく必要がある。

この6月に、美しく風格ある国土の形成を総合的に実現することを目指す「景観法」が公布され、いままさに施行されようとしている。

これまでも府民・事業者・行政はそれぞれの立場で、良好な景観形成に取組んできたが、この景観法の施行を機に、3者が連携・協力を強め、「美しい世界都市大阪の実現に向けて」より一層、積極的に取り組んでいくことをここに確認するものである。

平成16年12月8日

大阪美しい景観づくり推進会議
大阪府景観形成誘導推進協議会

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