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更新日:2024年9月5日

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カネミ油症について

カネミ油症とは

昭和43年、カネミ倉庫株式会社(本社:福岡県)が製造したライスオイル(米ぬか油)製造過程の脱臭工程において、熱媒体として使用されていたPCB(※)が、ライスオイル中に混入するという大規模な食中毒事件が発生しました(カネミ油症事件)。
事件発生当時より、厚生労働省、自治体、九州大学からなる全国油症治療研究班は診断治療の研究、追跡調査等を実施しており、PCB類及びPCDF(※)類の健康障害に関して、病態の把握とその経年変化について調査・検討を継続して実施しています。

PCBとは、ポリ塩化ビフェニルの略称で、209種類の異性体が存在します。
中でもコプラナーPCBと呼ばれるものは毒性がきわめて強くダイオキシン類として総称されるものの一つです。
※PCDFとは、ポリ塩化ジベンゾフランの略称で、135種類の異性体が存在します。
PCBが加熱されることによってPCDFに変化(酸化)します。
PCDFはPCBの数百倍という強い毒性があるといわれています。

カネミ油症に関する詳細については、下記ホームページをご覧ください。

カネミ油症患者の同居家族の認定申請について

カネミ油症患者の認定は、全国油症治療研究班が策定した油症診断基準に基づいて行われていましたが、平成24年通常国会で成立した「カネミ油症患者に関する施策の総合的な推進に関する法律」や同法に基づき策定された「カネミ油症患者に関する施策の推進に関する基本的な指針」に基づき、診断基準の見直しが行われました。
その結果、「油症発生当時、油症患者と同居し、カネミ倉庫製の、PCB等が混入していた当時の米ぬか油を摂取した方で、現在、心身の症状を有し、治療その他の健康管理を継続的に要する場合」には、必要書類(下記のダウンロード書類のほか戸籍謄本等)をそろえて申請することにより認定を受けられることになりました。

油症診断基準(平成24年12月3日追補)(PDF:172KB) ※発病条件や重要な所見(症状)等の診断の基準について記載しています。

新たに認定の対象となる方

以下の3つを満たす方が対象となります。

  • 1)油症発生当時、油症患者(認定患者)と同居していた
  • 2)油症発生当時、カネミ倉庫社製の米ぬか油を摂取した
  • 3)現在、心身の症状があり、治療その他の健康管理が継続的に必要

申請方法はこちらをご覧ください→カネミ油症患者の同居家族の認定申請のご案内(PDF:361KB)
※申請に必要な書類や提出先についてご案内しています。

申請書のダウンロード

検診について

大阪府では、全国油症治療研究班に追跡調査班として参画し、近畿2府4県に在住されている、ライスオイルを摂取したことにより心身に異常を訴える方々の、健康増進および健康状態を把握するために健康診断(油症検診)を行っています。

令和6年度の検診は、以下のとおり実施しました。

検診日時

日時:令和6年8月23日(金曜日)、8月30日(金曜日)
場所:一般社団法人大阪府結核予防会 大阪総合検診センター
(大阪市中央区道修町4-6-5)
対象者:認定患者および未認定者
検査項目:問診、血圧測定、胸部レントゲン、尿検査、血液検査(ダイオキシン類の測定含む)、内科的診察、皮膚科的診察、眼科的診察、歯科的診察、骨密度検査等
問合先:食の安全推進課 電話番号 06-6944-6705

関係法令・通知

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