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骨髄提供の流れについて
ドナー候補者に選ばれたら…?
1.ドナー候補者のおしらせ
患者さんとあなたのHLA型が合うと、ドナー候補者に選ばれたというお知らせが郵便で届きます。
同封されているアンケートを返送すると、あなたとの連絡調整を担当するコーディネーターから連絡があり、確認検査の日程を調整します。
2.確認検査
コーディネーターと会って、造血幹細胞移植のドナーになることについて詳しい説明を受けます。
不安や疑問があれば何でも質問できます。
その後、医師による説明と問診、採血があります。
3.最終合意
あなたの最終的な意思を確認します。
最終同意には、あなただけでなく、家族の同意が必要です。
最終同意後は、患者さんも移植の準備を進めるため、意思の撤回はできません。
4.採取の準備
骨髄採取の場合
採取後の貧血防止のため、事前に血液を採取し、保存しておく。
末梢血幹細胞採取の場合
末梢血中(全身を流れている血液)に造血幹細胞が流れ出るようにするための薬を注射する。
5.入院
骨髄採取の場合
3泊4日程度の入院。※4の注射を入院で行う場合は4泊5日から6泊7日程度の入院。
末梢血幹細胞採取の場合
注射を通院で行う場合は2日から4日間通院したあと、1泊2日から3泊4日程度の入院。
6.採取
骨髄採取の場合
全身麻酔のうえ、腰の骨(腸骨)に針を刺し、造血幹細胞を採取します。
末梢血幹細胞採取の場合
専用の機器を使って血液中の造血幹細胞を採取します。
7.退院
※退院後は、1か月以内に健康診断を受けます。体調が回復するまで、コーディネーターがサポートします。