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更新日:2016年2月19日

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4.貯蓄と負債

(1)二人以上の世帯の貯蓄と負債

ア 貯蓄と負債の動き

大阪府における二人以上の世帯の平成26年11月末日現在の1世帯当たりの貯蓄現在高は、1,501.7万円で、5年前(平成21年)の1,401.6万円と比較すると7.1%の増加となった。
貯蓄年収比(貯蓄現在高の年間収入に対する比率)は、253.2%となり、上昇傾向が続いている。
一方、負債現在高は553.3万円で、5年前の589.3万円と比較すると6.1%の減少となった。
負債年収比(負債現在高の年間収入に対する比率)は、93.3%となった。(図表4-1,4-2)
※数字は平均値であり、世帯全体を二分する中央値との間には乖離がある。
なお、全国においては6割以上の世帯で、貯蓄現在高が平均を下回っている。

図表4-1 貯蓄・負債現在高の推移(二人以上の世帯)

図表4-2 貯蓄・負債現在高の推移(二人以上の世帯)
 

平成元年

平成6年

平成11年

平成16年

平成21年

平成26年

貯蓄現在高(千円)

12,685 14,585 14,970 14,509 14,016 15,017

貯蓄年収比(%)

185.9 186.0 204.1 221.1 235.6 253.2

負債現在高(千円)

4,778 5,356 6,677 6,677 5,893 5,533

負債年収比(%)

70.0 68.3 91.0 101.8 99.1  93.3

年間収入(千円)

6,822 7,841 7,336 6,561 5,948 5,930

イ 貯蓄の種類別の状況

大阪府における、二人以上世帯の貯蓄の種類別構成比を見ると、平成26年では「定期性預貯金」が603万円で最も多く、貯蓄現在高全体の40.2%を占めており、次いで「通貨性預貯金」331.7万円(貯蓄現在高に占める割合22.1%)、「生命保険など」317.3万円(同21.1%)、「有価証券」224.7万円(同15.0%)となっている。(図表4-3,4-4)

貯蓄の種類別の保有率(当該貯蓄を保有している世帯の割合)の推移を見ると、「通貨性預貯金」、「有価証券」は、5年前から増加した一方、「定期性預貯金」、「生命保険など」、「その他」は、いずれも5年前から減少した。(図表4-4)

図表4-3 貯蓄の種類別構成比の推移(二人以上の世帯)

図表4-4 貯蓄の種類別現在高と保有率の推移(二人以上の世帯)
 

平成元年

平成6年

平成11年

平成16年

平成21年

平成26年

通貨性預貯金

現在高(千円)

709 697 1,316 2,163 2,655 3,317

保有率(%)

79.4 77.7 86.0 85.4 83.2 85.7

定期性預貯金

現在高(千円)

4,676 6,457 6,954 6,673 6,150 6,030

保有率(%)

89.8 89.6 87.6 79.5 74.6 67.4

金投資口座・金貯蓄口座

現在高(千円)

- 35 9 - - -

保有率(%)

- 2.1 0.8 - - -

生命保険など

現在高(千円)

2,495 3,761 4,089 3,642 3,285 3,173

保有率(%)

80.6 83.5 78.7 73.1 62.7 57.3

有価証券

現在高(千円)

4,370 3,119 2,167 1,813 1,736 2,247

保有率(%)

41.8 36.8 29.6 25.7 25.4 25.9

その他

現在高(千円)

435 517 434 218 190 251

保有率(%)

25.0 20.6 16.3 9.4 5.9 5.8

(2)勤労者世帯の貯蓄と負債

ア 貯蓄と負債の動き

大阪府における二人以上の世帯のうち勤労者世帯について、貯蓄と負債の状況を見ると、1世帯当たりの貯蓄現在高は1,031.6万円で、5年前(平成21年)の967.7万円と比較すると6.6%増となった。貯蓄年収比(貯蓄現在高の年間収入に対する比)は、157.4%となった。
一方、負債現在高は739.5万円で、5年前(平成21年)の722.3万円と比較すると、2.4%増となった。負債年収比(負債現在高の年間収入に対する比)は、112.8%となった。(図表4-5,4-6)

なお、二人以上世帯とこのうちの勤労者世帯について、貯蓄現在高及び負債現在高を比較すると、勤労者世帯のほうが貯蓄現在高は低く、負債現在高は高くなっている。

図表4-5 貯蓄・負債現在高の推移(勤労者世帯)

図表4-6 貯蓄・負債現在高の推移(勤労者世帯)
 

平成元年

平成6年

平成11年

平成16年

平成21年

平成26年

貯蓄現在高(千円)

9,262 10,757 11,196 11,140 9,677 10,316

貯蓄年収比(%)

138.8 137.2 147.0 163.2 150.1 157.4

負債現在高(千円)

3,581 4,781 7,126 7,990 7,223 7,395

負債年収比(%)

53.7 61.0 93.6 117.1 112.1 112.8

年間収入(千円)

6,674 7,839 7,617 6,825 6,446 6,555

イ 年間収入階級別の貯蓄現在高及び負債現在高

勤労者世帯について、年間収入階級別に貯蓄現在高及び負債現在高を見ると、いずれの階級においても、貯蓄現在高が負債現在高を上回っている。(図表4-7)

図表4-7 年間収入階級別 貯蓄・負債現在高(勤労者世帯)

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