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更新日:2012年7月20日

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How to 統計グラフ(3) 円グラフ・帯グラフ編

(4)円グラフの作り方

例図 円グラフ

  • 各部分が全体の何%になるかを求めておきましょう。
    【例図】の場合 食料 69,411÷270,737×100=25.63⇒25.6% 【計算後、小数第1位または
    交通・通信 28,506÷270,737×100=10.52⇒10.5% 小数第2位を四捨五入して
    教養娯楽 27,233÷270,737×100=10.05⇒10.1% 値を求めます】
    (他の支出項目も同じように求めると前ページの表の割合になります。)
    その他の消費支出 100-(25.6+10.5+10.1+………)=22.2%
  • 合計が100%にならないときは、「その他」の項目で調整するかいちばん大きい部分を変えて100%になるようにします。
    (今回は、「その他」で調整する方法をとります。)
    1. 表題を書きます。(例図では「※※市消費支出の割合(平成21年平均・2人以上の世帯・1か月)」と書きます。)
    2. 円の中心角は360°で100%を表します。すなわち、1%を3.6°として、各部分の中心角を求めます。
      あるいは、100等分した円盤(分度器)か100等分の目盛りの刻まれたグラフ用紙を利用するのも便利です。
      各部分を百分率にあわせて区切ります。
      【例図】の場合 食料 3.6×25.6=92.16⇒92° 【計算後、小数第1位を
      交通・通信 3.6×10.5=37.80⇒38° 四捨五入して、各部分の
      教養娯楽 3.6×10.1=36.36⇒36° 中心角を求めます。】
      (他の支出項目も同じように求めるようにします。)
      その他の消費支出 3.6×22.2=79.92⇒80°
    3. 真上から、原則として右回りに百分率が大きい順に区切っていきます(時間的順序や慣習的な順序で区切っていくこともあります)。
      色や模様で部分を変えると見やすくなります。「その他の消費支出」は最後の部分にとります。
    4. 円グラフの中に凡例を入れると、よりわかりやすくなります。
    5. 脚注を書きます。出所を示し、どの資料を利用してグラフを作ったかがわかるようにします。
      (例図では『出所:※※市統計局「家計調査」(平成21年)』と書きます。)
  • 円グラフは帯グラフなどに比べて作り方がやや難しいですが、部分相互の比較や、1/2、1/4などの割合は読み取りやすいことが利点です。

(5)帯グラフ ※円グラフで利用したデータを使って作ります。

例図 帯グラフ

  1. 表題を書きます。(例図では「※※市消費支出の割合(平成21年平均・2人以上の世帯・1か月)」と書きます。)
  2. 目盛りは、全体を100%で表しています。用紙にあわせて、横軸を書きます。そのとき、百分率で表しますので、10%から始めて100%まで目盛りを区切りましょう。
  3. 左から右に百分率が大きい順に区切っていきます。色や模様で部分を変えると見やすくなります。
    「その他の消費支出」は最後の部分にとります。
  4. 帯グラフの中に凡例を入れると、よりわかりやすくなります。
  5. 脚注を書きます。出所を示し、どの資料を利用してグラフを作ったかがわかるようにします。
    (例図では『出所:※※市統計局「家計調査」(平成21年)』と書きます。)
  • 帯グラフを2つ以上並べて、構成割合を比較するのに便利です。
  • 【例図】では、横の帯グラフを作りましたが、縦の帯グラフを作るときは、下から上に百分率が大きい順に切っていきます。「その他」は、最上部にとります。

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