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平成28年度第1回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題1】
議題1 (地独)大阪健康安全基盤研究所の施設のあり方について
資料名 |
PDFファイル |
その他のファイル |
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資料1 施設のあり方検討(二元施設と一元化施設の比較) | 施設のあり方検討(二元施設と一元化施設の比較)(PDF:90KB) | |
資料2 一元化施設の候補地の選定について |
一元化施設の候補地の選定について(PDF:498KB) | |
資料3 今後の日程について | 今後の日程について(PDF:28KB) | |
資料4 大阪健康安全基盤研究所の施設整備に係る基本構想策定について | 大阪健康安全基盤研究所の施設整備に係る基本構想策定について(PDF:44KB) | 大阪健康安全基盤研究所の施設整備に係る基本構想策定について(ワード:24KB) |
資料5 (地独)大阪健康安全基盤研究所タスクフォース会議経過報告書 | (地独)大阪健康安全基盤研究所タスクフォース会議経過報告書(PDF:644KB) | (地独)大阪健康安全基盤研究所タスクフォース会議経過報告書(PPT:158KB) |
※資料に基づいて健康医療部から説明
【政策企画部長】
(施設の)一元化について、指揮命令が一本化され、また、将来の費用対効果という面でも環境科学研究所が15年後に建替えが必要になるということから理解はできる。部としてはさらに、新研究所が果たす役割あるいは機能という面で、一元化は必要だということを主張されていると思うが、もう少し詳しく説明してほしい。
【健康医療】
- 東京都健康安全研究センターを視察し、統合する研究所について、府市のタスクフォースで議論してきた。
- 一つは健康危機に関する情報。現在(大阪府では)一元的に管理するセクションは持っていないが、東京都健康安全研究センターの方では、大きな組織をもって、常時、健康危機情報の管理をされている。現場での感染症や食中毒の原因がどういう形で発生し広がったのか、広がりを食い止めるためにどうしたらいいのか、現場指揮をする専属の組織ももっている。信頼性確保のため、検査するうえでどういう手順でやったらいいのかということを管理している独立したセクション(もある)。こういった組織は府域でも必要だと思い、新しい研究所の中で整備をしていくというふうに考えている。
【政策企画部長】
要は組織を一本化するということと合わせて、作業する場所も一本化することによって、そういうものがめざせる、実現できるという理解でいいのか。
【健康医療】
その通り。
【知事】
基本構想と基本計画は何が違うのか。
【健康医療】
基本構想では、ソフト面を中心にどのような用途が要求されているのかを検討していくが、基本計画では具体的に法律的な制約を含めて、図面に落としていくための条件を細かく調査して決めていく。
【知事】
(これまで、)公衆衛生研究所を旧健康科学センターに移転しようとした時に、公衆衛生研究所機能は維持するということで、その部分の基本計画は出来上がっているのではないか。基本構想、基本計画、基本設計までで2年半かかるというが、時間がかかりすぎ。なぜこのタイムスケジュールになるのか。基本計画はほぼ出来上がっている。基本設計も土地の面積が出ているし、健康科学センターという建物はあるわけだから、躯体をつくるのではない。建物の中にどういう機能を足した設備をつくっていくかという話。内装をやりかえるという話。タイムスケジュールを今すぐ変更してとは言わないが、これではあまりにもスピード感のないスケジュールなので、もう少し詰めてもらいたい。
【健康医療】
できるだけ努力するが、消防法では、非常に発火性の強い化学薬品等を使用するボリュームが変わることで、備えなければならない設備であったり、空間を調整していくが、消防署を所管している市で、地域単位でそれぞれ違いがある。当然、基本計画の中で整理して必要な面積を増やしていくようにやっていかないといけないので、一定期間は必要と考えている。今後、作業していく中で出来るだけ短縮できるようにしていく。
【知事】
大阪市と一緒に施設をつくって、消防署を所管している大阪市で、決めてもらうのでは。薬剤(の量)でどれだけの施設になるか、消防法で基本的なものはあるはず。薬剤の量が増えるからといって、その答えが一月も二月もかかるはずない。タイムスケジュール的にはもっと詰めてもらわないと。
【植田副知事】
そこは精査する。
【総務部長】
資料1の比較の一元化施設のところで、住民への説明等で着工に時間を要するおそれがあると書かれてある。森之宮に立地するという想定で、今年度から基本構想に入って、着工は一応平成32年度になっている。施設の中身とか機能や規模についても、おそらく住民説明が求められてくると思う。そうなると、どこまできめ細かくやるかということになってくると思うが、今の技術的な検討と併せてスケジュールの点など定性的な要素で動いたりすることも考えられる。要所要所で住民説明をやっていくようになるのか、あるいは、一応期限を区切るようなイメージでやるのか、住民説明のやり方のイメージを教えてほしい。
【健康医療】
公衆衛生研究所は地元とこれまでも継続して毎年協議をやってきている状況である。施設整備という意味では、継続して地元とは意見交換をしていく。要所で議論していこうと思っており、基本構想の段階でもいろいろな説明をしていく予定であるし、特に着工段階では着工前に、当然地元説明会をしていく必要があると思っている。施設の中身を決めていく段階で数回地元に行く必要があると思うし、工事をしていく間も説明会が必要だと思っている。
【知事】
議会でもいろいろな意見がある。健康福祉常任委員会の委員に是非、東京に見に行ってとお願いしたけれども行かなかった。それはどうなったのか。
【健康医療】
委員会としては行っていただけなかったが、各会派ごとに行かれる予定であり、東京都とも調整済みである。
【知事】
是非、行ってもらいたい。
【政策企画部長】
- タイムスケジュールについて知事からご指摘があり、検討いただくということを前提に、
- 一つ目は研究所の役割と機能を発揮するためには、施設については一元化をするということ。
- 二つ目は、司令塔機能を発揮するために府庁と市役所から近い場所である交通アクセスの良い森之宮に立地場所を決めるということ。
- 三つ目はこの9月議会に施設の基本構想に関する予算を上程して審議の機会を得るということ。
- この3点を決定させていただく。