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更新日:2025年4月1日

ページID:102031

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議題2「法人府民税(均等割)にかかる超過課税の期限延長について

議題に係る資料

資料名 PDFファイル
資料「法人府民税(均等割)にかかる超過課税の期限延長について」 資料(PDF:802KB)

 

【渡邉副知事】

  • 法人府民税の均等割は、景気の上げ下げに関係なく、非常に安定的に税収が入ってくるということで、施策は安定的に実施していく必要があり、大変貴重な財源であると思う。
  • 一般財源なので厳密な充当という概念にはそぐわないと思うが、今回、活用方法の重点が変わり、中小企業施策などが100億円ぐらいの規模から、今後70億円ぐらいに変わるというところで、若干重点が薄れるのではないかと懸念する方もいらっしゃると思うが、この辺の考え方について詳しく教えていただきたい。

【財務部】

  • これまで、例えば令和6年度は106億円の事業に活用させていただいたという整理をしている。この中で1つ中核になってきたのが、セーフティネットとして実施してきた制度融資の損失補償などがある。
  • これまで整理してきたもののうち、今後はより成長への投資として位置づけられるもの、当然これまでも一部はやってきているので、必要な見直しを行いながら、引き続き活用をさせていただきたいと思っている。
  • 一方、セーフティネットとして実施してきている損失補償などについては、平成13年度以降、規模もだいぶ縮小してきており、健全化が一定進んできた府の財政状況の下で、今後も例えば超過課税の財源がなくても必要最低限のものとして、継続していく必要があるものと考えている。そういったものは今回のタイミングで超過課税の活用とは切り離して実施していきたいと思っている。
  • また、これらの政策以外でも成長に資するもの以外の取組については、通常の一般財源の中で優先順位をつけて、必要なものは実施していくことを検討していきたいと思うが、活用事業としては、より成長の投資に重点化していくという説明をしていきたいと思っている。

【渡邉副知事】

  • 一般的な施策になってきている部分は、今回あえてこの中に活用する事業の想定規模の中に入れずに、他の財源で実施していくという整理になるのかなと思う。この点、わかりやすいように、影響を受けられる事業者の方にも丁寧な説明を、引き続きしていっていただければと思う。

【総務部長】

  • 今回の超過課税の延長についての考え方を転換されるということで、この間何回か延長してきている中で、今回は考え方も変えるということなので、府民の理解や、経済団体の方々からもその成果をきっちり教えて欲しいというようなこともお話にあったと思う。そこに対する周知など、丁寧にしていく必要があると思うが、その辺で何かお考えがあれば、教えていただきたい。

【財務部】

  • 昨年末に(経済団体へ)説明に行かせていただき、これまでこうした事業に活用させていただいております、という説明をしてきた。しっかり、リーフレットを取りまとめてご説明させていただくことで、実際目に見える形でどのように活用されているのかがわかってよかったといったご意見もあった。
  • 今回、議案として期限延長の提案をさせていただけると思っているが、その中で、経済団体に対してまたご説明に伺いたいと思っており、もっとリーフレットや成果などを、広く周知していけるように見せ方の工夫や、ホームページを始め、どういった場で周知をさせていただければよりご理解いただけるかということを、引き続き検討していきたいと思っている。
  • また、総務部長から丁寧にというご意見をいただいたが、我々としても経済団体にご説明に伺った、ホームページにリーフレットを掲載しただけでは、足りないと思っている。
  • 丁寧さという部分で言うと、個々の企業に、このリーフレットの内容を見ていただきたいと思っており、今、全法人のうち約85%は電子申告システムを通じて手続きをしていただいているので、その企業にはシステムのメール機能を活用して、このリーフレットをご覧いただこうと、アウトリーチ型の広報に取りかかっているところ。
  • 残りの約15%は紙媒体で申告をしていただいているので、こちらからの郵送物の中にご案内を入れて、何とかこのホームページのリーフレットを見ていただく誘導をしようと設計しているところ。

【財務部長】

  • 財務部長として少しだけ補足させていただく。
  • 活用先については、この間議会にも説明し、一定ご理解をいただいているが、様々なご意見やお考えがあり、ある程度成長志向に切り替えていくということへのご理解は得ながらも、中小企業支援をもっと重視してほしいというご意見もある。
  • この辺りについては、一定こういう考え方を示させていただいているが、今回(議案を)提出させていただいて、議会での議論や今後の新成長戦略をまとめていかれる政策企画部、あるいは商工労働政策の関係での議論をさせていただく中で、よりもう少し踏み込んだ議論をして考えていく必要がある。3ヶ年にわたっての方針ということを一定持ちたいと思っている。

【政策企画部長】

  • 政策企画部で新成長戦略を作っているので、そちらの方へも財源を充てていただけるということで非常にありがたい反面、中小企業支援が切られるのではないかというご心配のお声を聞くことも多々ある。
  • この部分は財務部だけではなく、商工労働部とも連携して、頑張る中小企業については、今後もしっかり支援していくということをこの超過課税の意義とあわせて、しっかり周知していただければと思うのでよろしくお願いする。

【知事】

  • 新技術の社会実装、そして産業化に向けた取組、イノベーションを創出させていく、より高付加価値な事業を強化していくことは大変重要だと思う。さらなる投資においても活用していければと思う。
  • そして、中小企業の支援も非常に重要なので、そこのところをしっかりと大事なところは、主要経済5団体もそうだが、総務部長からもあったように、より丁寧に説明していくことが重要だと思う。
  • この間、説明して一定のご理解いただけているということだが、大企業が中心になってくるので、さらにきちんと説明をして、そして、こういう使い道で活用させていただきます、ということをしっかりと説明してもらいたいと思うのでよろしくお願いする。

【政策企画部長】

  • ご審議いただきました法人府民税均等割に係る超過課税の期限延長については、2月議会に関連する条例案を提出させていただくこととする。

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