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更新日:2013年7月25日

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平成25年度「第1回コーディネーター研修」

平成25年度「第1回コーディネーター研修」を実施しました。

ポイント

会場風景1 会場風景2

  • 「学校支援地域本部」、「おおさか元気広場」、「家庭教育支援」の活動について、今後の活動の参考になる好事例を、それぞれの活動者自らが報告
  • 大阪の教育コミュニティづくりの「これまで」と「今」を熟知し、全国各地でさまざまな取組みを先導している講師による、「今、大阪のコーディネーターに期待すること」をテーマとした講演
  • 参加者それぞれの「より深くつながるためのわたしのコツ・得意技」を楽しく語り合った、ミニワーク

1. 日時 ・ 会場 等

平成25年7月1日(月曜日) 13時30分 から 16時15分 大阪府庁新別館北館4階多目的ホール
約250名もの多くの皆さまの参加をいただきました。

2. 研修のようす

事業説明 「教育コミュニティづくり推進事業」について

地域教育振興課より、教育コミュニティづくり推進事業の現状や、平成25年度の取組み方向についてかんたんに説明しました。

実践報告

  • 報告1 〈学校支援地域本部〉 寝屋川市立第十中学校区 「学校支援地域本部」の取組み
    報告者 コーディネーター 清原 奈津子さん 西井 淳子さん 山下 泰子さん
    寝屋川市による実践報告のようす
    校区内の1中学校2小学校それぞれのコーディネーターから、日頃の充実した支援の内容を話していただくとともに、年度末に校区内のすべてのボランティアが集まる
    「ボランティア交流会」を開催し、ボランティアどうしや学校とボランティアとのつながりを深め、そこで出された意見を次年度に生かし、活動を活性化している取組みが紹介されました。
  • 報告2 〈おおさか元気広場〉 茨木市立天王小学校区 「放課後子ども教室」の取組み報告
    コーディネーター 明瀬 秀憲さん
    茨木市による実践報告のようす
    放課後活動の充実のための、たくさんの子どもを受け入れる工作教室などの複数の魅力ある講座の開設の様子とともに、ボランティア募集のために子どもがポスターを作るなどの活動の工夫や、たくさんのスタッフによる支援体制づくりの取組みが紹介されました。
  • 報告3 〈家庭教育支援〉 高槻市立冠中学校区 「親学習」の取組み
    報告者 親学習リーダー 高橋 達子さん 大森 美穂さん
    高槻市からの実践報告のようす
    市教委の協力のもと、親学習を高槻市立冠中学校のカリキュラムとしてスタートし、9年間続ける中で、生徒との関わりや学校との関係づくりの試行錯誤を通し、親学習の充実した取組みを行っている様子が語られました。

講演 大阪教育大学教育学部教養学科 新崎 国広 准教授

テーマ「今、大阪のコーディネーターに期待すること」ーより深くつながるためのコーディネーターの役割ー

大阪教育大学新崎准教授による講演のようす

地域、学校、家庭をつなぐことがコーディネーターの役割であり、ボランティアのやる気を高めることや人材の発掘など、地域の力を引き出すことで、地域社会全体の力を高めることが大切であること、また、学校現場では、若い教員の割合が増え、教育コミュニティづくりの理解について働きかけることが必要である等、何回もうなずきながら、お話に引き込まれていきました。

ミニワーク

ミニワークのようす1 ミニワークのようす2

研修の最後には、参加者の皆さま一人ひとりから、自分が大切にしている「より深くつながるためのコーディネーターのコツ・自分の得意技」について紹介しあい、交流する時間をもちました。

皆さまからいただいたコツ・得意技を、ごく一部ですが紹介します!

  • まずは、あいさつ・笑顔から
    • あいさつをする。笑顔であいさつする。ハイタッチであいさつする。
    • いつも笑顔でいる。鏡で自分の顔を確認する。
    • 健康管理、体力づくりに努める。セルフケア(精神的)に努める。
    • 名前をはやく覚える。
  • 相手を尊重したコミュニケーション
    • 相手をほめる。相手のよさを見つける。
    • 「相手の居場所」に行って話をする。立場の違いを理解して聞く。
    • 子どもに対して、同じ一人の人間として会話する。子どもにもプライドがある。
    • 聞き上手になる。(相手の言葉のポイントを)復唱しながら聞く。
    • 興味を引く名言を収集しておく。
    • 想いを熱く語り、共感を得る。
    • 失敗談を進んで話す。
    • (周りの人への)感謝の気持ちを忘れない。
  • 自身の行動のスタンス
    • わからないことは何でも質問する。
    • 企業に勤めていた経験を、調整スキルに生かす。
    • 使われ上手なコーディネーターになる。
    • 学校に何が必要か見て周り、まず掃除をすることから始めた。(まず行動で示す)
    • まず、様々な会議に出席して、情報を集め、地域の会で提案する。

3. 参加者アンケートより

実践報告

  • 寝屋川市立第十中の報告の「人は必要とされることを必要とする」はもっともです。茨木市立天王小の報告では、活動者の人数の多さに感動。高槻市の報告を聞き、親学習を学んでみたいと思いました。
  • (寝屋川市の報告を聞いて)校区の小学校のコーディネーターの方々と協力し合って地域の人材を引き出していかねばならないと思いました。帰ったら早速、2つの小学校の方々と連絡をとりたいと思います。
  • たくさんの子どもと一緒に活気のある活動をされていることに感心しました。まずやってみて、「人気がなければ軌道修正する(詩吟)」の姿勢、ちょっと気に入りました(笑)。「かごを用意すること」「子どもたちが、やりたいことを教えてくれるスタッフを募集するチラシを作る」など取り入れたいことがたくさんありました。
  • それぞれの支援者の方の学校や子どもたちへの情熱を基に種々の取組み実行に敬服します。地域・学校・家庭の関わり方については子どもたちの育みに、そして子どもたちだけでなく社会的に大きな意味を持ち全体への意識の高揚につながる。
  • 各分野からの実践報告を聞き教育コミュニティづくりの一端がよくわかりました。どの分野でもコーディネーターの真心からの活動が学校とボランティアを結びボランティア同士のつながりを深め基本になっていることを実感しました。
  • 「学校支援」+「おおさか元気広場」+「親学習」を全てつないで地域教育コミュニティーを作らなければ。それぞれが別々ではいけない!!

講演

  • 社会的孤立を防ぐという大切な役割ということをわかりやすい言葉で熱く語っていただけてよかった。障がい者・子どもと接する具体的なヒントがあり勉強になった。
  • 元気をもらいました。特に発達障がいのことにふれていただきうれしかった。丸ごとうけとめて理解した上でそれぞれの活動に専念してほしい。みんなが関心をもつ地域、社会になれるよう努めたい。
  • 子ども、家庭だけでなく大人も孤立しているという見方がとても新鮮で社会教育につなげるという考え方がとても共感できた。
  • 学校現場の先生が若い先生が多いということで地域と連携することをもっと学校にも知っていただけるように働きかけるということを学びました。(助けられ上手)ということばにびっくり、その言葉は私自身に有効かなと思いました。
  • 「ナナメの関係」すごいいい言葉、大切なことだと改めて感じた。子どもは家庭・学校だけではなく地域一帯となって育つものと思いました。
  • お節介とは人が困っていることに気づける人、放っておけない人という説明はとても納得しました。発達障がいの二次障がいはなくしていかなくては・・・と思いました。
  • うちの小学校の先生方は顔を合わせるたびに「いつもありがとうございます」と声をかけてくださいます。とても気持ちよく活動させてもらっています。大切なことだったのですね。
  • とてもとても心に響きました。ありがとうございます。生きがいづくり、志縁型ボランティアと地域型ボランティアの協働、教師の協働実践はますます力をこめて実施して行きたい。

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