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令和元年度環境調査結果
令和元年度 干潟環境現況調査結果抜粋
調査地点
水質調査
令和元年度の溶存酸素(DO)については、7月期の表層でSt.1、St.2ともに、過去の同時期に比べると高い結果となっていた。これは、多項目水質計で測定したクロロフィルa量が表層で高く、植物プランクトン量が多かったことによるものと考えられる。その他の状況については、概ね過去の平均的な状況であった。
図1:水質の経年変化【溶存酸素量(DO)】
付着生物調査
付着生物(目視観察)
令和元年度の付着生物(目視観察)調査で確認された種類数については、近年の増加傾向と同様の傾向となっており、特に付着動物の種類数においては、石積護岸のSt.A、St.Bで7月から11月においては、過去の調査結果と比較しても、最も多いレベルで推移していた。一方、2月においては、付着植物の種類数が、過去の同時期の調査結果と比較し、少なくなっている。今年度の2月期は、水温が例年の同時期より高く、海藻類の生育に一定の影響を及ぼしたことも考えられる。
図2:付着生物(目視観察)調査における確認種類数の経年変化
付着生物(枠取り調査) 植物
令和元年度の付着生物(枠取り)調査で確認された、植物の種類数及び湿重量ともに、近年の同時期の結果と比較して、概ね平均的な結果であった。
図3:付着生物(枠取り)調査における種類数及び湿重量の経年変化【植物】
付着生物(枠取り調査) 動物
令和元年度の付着生物(枠取り)調査で確認された、動物の種類数及び個体数ともに、近年の同時期の結果と比較して、概ね平均的な結果であった。
図4:付着生物(枠取り)調査における種類数及び個体数の経年変化【動物】
魚介類(石桁網)
令和元年度の魚介類調査で確認された、種類数及び湿重量は、平成21年以降の種類数、湿重量ともに少ない状況が継続されている傾向にあったが、2月期において、種類数が、平成21年度以降で最も多いレベルとなっていた。
図5:魚介類調査における種類数及び湿重量の経年変化