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砂防事業
砂防事業とは
砂防事業では、砂防堰堤や砂溜工、護岸工といった設備をつくり、土石流や流木による被害を防止したり、山が侵食されることにより流出してくる土砂が下流の河川の河床に推積して、洪水を引き起こすことを防止します。また、大雨で土砂災害の危険性が高まったとき、地域のみなさまが安全な場所へ避難してもらえるよう、土砂災害予警報システムの整備も行っています。(土石流危険渓流(1)1009渓流 平成15年3月公表)
土石流危険渓流における砂防設備
大阪府では府内に1009ある土石流危険渓流(1)に、砂防堰堤を1基以上設置することを基本に、「災害発生の危険度」と「災害発生時の影響」を考慮し整備を進め、土砂災害に対する安全性を高めます。
砂防堰堤
砂防堰堤は、上流からの土石流や土砂・石等をせき止めて、下流にある人命や財産を守る役割をはたしています。
砂溜工
上流から流出してくる土砂を流路の一部を拡げることにより、砂を貯留し下流へ土砂が流れ込むのを防ぎます。
護岸工・床固工
渓流の両岸や河床の侵食を防ぐために、護岸工や床固工によって水路を安定させ、安全に川の水を流下させます。
砂防えん堤の仕組み
洪水前
大洪水直後
大洪水後の中・小洪水による復旧
砂防事業の施工例
山辺川(能勢町)
才ノ本川(池田市)
父鬼川右第十八支川(和泉市)
天野川支川第4支渓(交野市)
砂防施設の効果事例(参考)
国土交通省水管理・国土保全局砂防部
砂防施設の働き(外部サイトへリンク)