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ビル設備管理科
ビル設備管理科について
訓練の概要
街中には商業ビルやオフィスビル、ホテルや病院など様々な建物があります。その建物には、用途に合わせて電気・空調・給排水・ボイラーといった様々な設備が備わっており、これらの運転管理・保守の技術を学びます。
実習では、各種設備に必要な機器の名称・用途や動作試験・施工方法を学びながら、運転管理・建物管理できる力を養います。
また、各種資格試験の合格率は80%以上です。
仕上がり像
- 各種設備に関する基本知識を身につける。
- 設備管理に関する5つの資格の取得を目指します。
半年間の訓練
訓練の内容
電気設備実習
電気工事士技能試験対策の実習を行います。
消防設備実習
自動火災報知設備について学びます。受信機や各種感知器などの動作試験を学習し、実習を通じて理解を深めるために点検作業などを行います。
熱源設備実習
ボイラーシミュレータや冷凍技術訓練シミュレータを使用して実習作業を行っています。
自動制御実習
シーケンスの記号や動作など自動制御の基本を学習し、理解を深めるために図面を見ながら電気配線などを行います
測定機器の取り扱い
各実習内において測定器の取り扱いを行います。
訓練に関する職種と仕事内容
職種名
ビル設備保守管理、設備管理員など(※求人票により名称が異なります)
仕事内容
設備管理
「目的」
商業ビル、病院、オフィスビルなど建物の用途に合わせて電気設備、空気調和設備、給排水設備、消防設備などついています。これらは利用する方が建物内で安全で、快適に過ごすことができるように、設備が常に運転している状態、運転できる状態に保っていることが大切になります。
「どんな仕事」
各種設備が正常に運転できるよう不具合はないかなどを毎日チェックし、事故や故障を未然に防ぐのが設備管理の仕事です。
具体的な業務
- 各種設備機器(電気・空調・給排水衛生設備など)の巡回点検
- 年間計画に基づいた定期点検
- 設備の故障や不具合が起こった際の一次対応
- 工事や修繕を専門業者に委託する際の業者への依頼、調整、立ち合い
- 日報や点検報告書の作成
- お客様への報告や連絡
など
「働き方」
設備管理員の働き方は「常駐型」と「巡回型」に分けられます。
「常駐型」は比較的大型の建物を管理する場合に設備管理員を複数人配置します。日勤や宿直などの勤務を組み合わせて、24時間常に誰かが建物を管理しています。
「巡回型」は小規模~中規模の建物を社用車等で巡回しながら1日に数件の建物を回って管理していきます。
訓練により就職可能な仕事
厚生労働省職業情報提供サイトJobtagビル設備管理(別ウィンドで開きます)(外部サイトへリンク)
取得可能な資格
- 第二種電気工事士
- 二級ボイラー技士
- 乙種第4類危険物取扱者
- 乙種第4類消防設備士
- 第三種冷凍機械責任者
過去の修了生の例
受講生の入校前の職種と修了後に就職した職種の例の紹介
【前職】 | 入校動機 | 【修了後】 |
営業 | 資格を取得し、専門的な仕事をして手に職を付けたい。 | 商業ビルにての設備管理員として勤務 |
事務員 | 経験を積めば長く働くことができる職種と考えたため | オフィスビルにて設備管理員として勤務 |