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ジョブスキルアップ科
ジョブスキルアップ科について
訓練の概要
ジョブスキルアップ科では精神障がいのある方を対象に1年訓練を行います。
事務系の訓練(PC操作、事務補助、軽作業)に加え、情報活用系の訓練(マクロやVBA等)を学び、事務の効率化ができる人材を養成します。
精神障がい者の就労定着に重要なSST(社会生活スキルトレーニング)等の就労準備訓練を行い、安定した就労を目指します。
最初は半日訓練からスタートし、段階的に訓練時間を延ばしながら、徐々に就労に近い生活スタイルで訓練を受講することができます。
仕上がり像
- 訓練を受講しながら、就労に向けて生活リズムを整えることができる。
- 自己の障がい特性を把握することで、自分にあった就労を目指すことができる。
- 事務職として必要なスキル(PC操作、事務補助、軽作業)を身につけることができる。
- 情報活用系の訓練を受講することで、事務スキルに付加価値を加えることができる。
- SST(社会生活スキルトレーニング)等により、職場適応力を身につけることができる。
1年間の訓練
ジョブスキルアップ科【訓練期間1年・定員5名】
訓練の内容
OA機器操作訓練
事務作業の基本となる定型の入力作業を行い、ミスの無い入力となるように確実な確認作業を身につけます。又、オフィスソフト(Word、Excel、PowerPoint)を基礎から学び、事務職として必要なスキルを身につけるための訓練を行います。
ビジネス文書作成 |
データ入力作業 |
事務作業訓練
事務職として必要な基礎知識や、実際の仕事の場面で求められる事務作業(印刷、丁合、封入、仕分け、計量、データ入力、電卓等)を行い、自分に合った方法や効率のよい作業手順を身につける訓練を行います。
計数作業 |
計量作業 |
請求書作成 |
電卓作業 |
情報活用訓練
プログラミングの基礎から、マクロ、VBAを活用した事務の自動化技術を学び、事務職に付加価値を与えるスキルを学びます。併せて、情報セキュリティやネットワークの基礎も学び、社会人として必要なITスキルを身につける訓練を行います。
プログラミング実習 |
プログラミング課題 |
就労準備訓練
職場での困りごとを想定し、SST(社会生活スキルトレーニング)により対処法や対人スキルを身につけます。また、就労に向けて履歴書や職務経歴書等の書類作成や、模擬面接、職場体験実習を行い、さらに、ビジネスマナーを学ぶことで社会人として必要なスキルを身につけるための訓練を行います。
SST(社会生活スキルトレーニング) |
ビジネスマナー実習(電話応対) |
社会生活訓練
体調管理や食事管理、金銭管理等、安定した就労に向けて社会生活を整えるための訓練を行います。また、朝礼や終礼において、日々目標を立て訓練を行い、その日学んだ内容の振り返りを大事にして、自己理解を深める訓練を行います。
食事管理 |
朝礼・終礼 |
個人記録の作成 |
血圧測定 |
その他の授業
模擬面接や軽作業等、その他訓練を行います。
模擬面接
軽作業
職業適性検査
訓練に関する職種と仕事内容
職種名
- 事務補助
- 商品管理
- 軽作業
- その他
仕事内容
事務補助
様々な企業での事務作業をサポートする仕事です。業務内容は多岐にわたり、ワードやエクセルを使った文書作成や集計作業、データ入力や出退勤管理などの入力作業など、作業速度や正確性といった効率の良さが求められます。
商品管理
商品の種類ごとの仕入れ、保管や在庫チェック、また陳列や販売など商品に関する様々な一連の流れを行います。
軽作業
仕分け作業や組立作業といった手先や指先の器用さなどが求められる作業を始め、配送や運搬といった体力を求められる作業など様々です。
その他
VBAやマクロといった事務の自動化の知識を活かし、幅広い分野で効率的に事務作業に取り組みます。
訓練により就職可能な仕事
- 配送伝票の仕分け作業
- 総務事務、事務補助
- 企業内での郵便物の仕分け及び配送業務
- 商品管理や陳列作業
- 組み立て作業
取得可能な資格
- コンピュータサービス技能評価試験(ワープロ部門)(中央能力開発協会)
- コンピュータサービス技能評価試験(表計算部門)(中央能力開発協会)
- コンピュータサービス技能評価試験(情報セキュリティ部門)(中央能力開発協会)