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平成26年度第6回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題1】
議題1 大阪の成長戦略[2015年2月版]について
資料名 |
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資料1-1 大阪の成長戦略の改訂(2015年2月版)について | ||
資料1-2 大阪の成長戦略(案) | ||
資料1-3 成長戦略策定時(平成22年12月)における課題意識 | ||
資料1-4 成長戦略改訂時(平成25年1月)における課題意識 |
※ 資料に基づいて政策企画部より説明
【小西副知事】
前回の戦略本部会議で、目標をオール大阪で共有するために、市町村や経済界と十分議論するようお願いしていたが、どんな意見が出てきたのか。
【政策企画部】
- 経済界は大阪商工会議所、関西経済連合会、関西経済同友会の3団体と議論した。
- 大阪商工会議所からは、「千客万来都市OSAKAプラン」という大商独自の戦略を作成しており、歩調を合わせてほしいという意見をいただいた。
- 同プランとの整合性については、「大阪の成長戦略」や同プラン策定時に意見交換を実施。実質成長率目標等の基本的な部分も共通できており、基本的には協調できるという見解をいただいている。
- 関西経済連合会や関西経済同友会とも、これまでも意見交換を重ねてきた。成長戦略に違和感はなく、できるだけ関西一体となって取り組んでほしい、特区の医療関係について一緒に取り組んでいきたい等の意見をいただいている。
【植田副知事】
- 2010年に成長戦略を策定。達成目標は2020年で、この1年が折り返しの大事な1年になる。
- 成長戦略の数値目標では、関空の貨物取扱量は伸び悩んでいたが、2014年のフェデックス北太平洋地区ハブ設置で、かなり良くなってきている。来阪外国人も実績は伸びている。
- 他方で厳しい状況が続いているところもある。計画の折り返し点で状況が変わってきている項目もある。状況の変化に対応し、今後は状況の悪いものは原因の分析を、良いものもその時々の変化に対応しつつ、引き続き進めていく必要がある。
- たとえば来阪観光客は増加しているが、交通渋滞やホテル不足等、数値が上がるにつれて出てくる課題もあり、メリハリをつけて対応する必要がある。
【政策企画部】
数値の経過は、毎年度、進捗管理のため「データで見る大阪の成長戦略」を作成。数値の良し悪しだけでなく、ご指摘いただいた現状の原因や課題等を分析していく。
【知事】
- 策定から4年、府市一体で動き出して2年たった。少しずつ結果も出てきている。実績が伸びていないところは、原因を絶えず追究し、課題を解消することが我々の仕事。これからも府市一体で情報共有し取組みを進めていく。
- 関空の貨物は、確定値が出れば実績が伸びていることがわかるが、阪神港の貨物取扱量は伸び率が低い。まだプサン港に移ったままで、こちらには戻っていない。
- 雇用は、有効求人倍率が上昇している。継続して雇用を増やしていくには、働く場所を増やしていく、企業を呼び込むための施策が必要。
- 企業誘致には特区が重要な役割を果たすが、国の対応が遅い。今後も国に対して言い続けるしかない。特区の区域指定はされたが、規制緩和はもっとスピード感を上げてほしいと府市、経済界が一体となって国に対し要望、提案していくことに尽きる。
- 良い実績は引き続き伸ばし、悪い実績は原因を追究・改善し、大阪の成長を確実なものにしたい。各部局長はマネジメントを引き続きお願いする。
【政策企画部長】
大阪の成長戦略[2015年2月版]を本日お示ししたもので確定する。実績を踏まえて、伸びている部分、伸びていない部分をしっかり点検し対応していく。併せて、経済界、府市や市町村も含め、オール大阪で取り組んでいくこととする。