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転職経験者インタビュー(行政)
大阪府への転職理由
私は大学生の頃の労働をテーマにしたフリーペーパー作成団体での活動をきっかけに、卒業後は人材会社に就職しました。素晴らしい仲間と切磋琢磨しながら充実した日々を過ごしていました。しかし、同時に企業の人材不足、派遣労働者の不安定さ、高齢者の就職難、ハラスメント等、心苦しい状況に直面することもありました。営業の経験年数を重ね、既存の大手企業を任せてもらうことも多くなってきた時に新型コロナウイルス感染症が流行し、数多くの企業・労働者・求職者が苦しむ中、民間人材会社では支援が及びにくい中小企業をはじめ、府内すべての企業・求職者を対象とした施策の立案等の仕事に携わりたいと考え、入庁を決意しました。
仕事のやりがい・入庁して良かったこと
現在私は、府の総合就業支援拠点OSAKAしごとフィールドにおいて、働く意欲があるにもかかわらず様々な阻害要因を抱え就職に結びつかない就職困難者等と、府内中小企業を結びつける様々な施策を行っています。中でも私は55歳以上のシニアの雇用施策を担当しています。今後ますます少子高齢化が進み、元気で意欲のあるシニア層の活躍は府の発展に必要不可欠です。このような重要な施策に対し、一人でも多くの就職を実現させるため、どのような支援が必要とされているのかを日々委託事業者と検討し、セミナーやイベント等を実施しています。実際にイベントに参加された求職者の方が採用、活躍されているという話を企業から伺うことも多く、雇用の創出に携われていることに非常にやりがいを感じています。
転職したからこそ分かる「大阪府」
入庁してから特に感じていることは、府の施策は職員の声から出来上がっているということです。公務員というと「前例踏襲」、「定型業務」等のイメージを持つ方もいるかと思いますが、実際はそうではありません。実績や民間企業等の意見、国の公表しているデータ等、様々な情報を分析し、府の成長に必要な施策は何なのかを議論し、施策を決定しています。そしてその議論には府庁の経験年数や職階にかかわらず、皆が参加し意見を出すことができます。このように大阪府という大きな組織にもかかわらず、職員一人ひとりの意見が尊重されている環境に魅力に感じています。また、府全体の施策で考えると、独自の施策も多く、他の都道府県からも注目を集め、先進事例として参考にされることもあり、府が日本全体に与える影響力の大きさもやりがいに繋がります。
大阪府で働くことを考えている方へのメッセージ
公務員に転職することは、準備も含めて大変そうだと思われる方も多いかと思います。しかし大阪府の採用試験は法律等の事前知識がなくても受験でき、府に貢献したいという思いがあれば、働きながらでも挑戦できる内容となっています。このように入庁の間口が広いことから府庁には民間企業等からの転職者も多く、様々なバックグラウンドを持つ方が集まり活躍しています。皆さんの経験や思いをぜひ、大阪府の発展・成長に生かしてください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。
配属歴
- 2021年4月 財務部 大阪自動車税事務所
- 2023年4月 商工労働部 雇用推進室 就業促進課
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掲載されている職員の職務内容、所属及び所属名称は掲載当時のものです