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平成24年度ボランティア研修会(堺市・泉北・泉南ブロック)
平成24年度ボランティア研修会(堺市・泉北・泉南ブロック)を実施いたしました。
ポイント
とても美しく広い会場で、前半は学校支援や家庭教育支援の分野から3本の実践発表があり、後半は、5名の親学習リーダーをファシリテーターとしてお迎えし、地域で取り組まれている親学習ワークショップを実施しました。受講者のみなさんもたいへん熱心に参加され、充実したひと時となりました!
1.日時・会場等
平成24年10月20日(土曜日)14時から16時45分 於 岸和田市立浪切ホール 4階 特別会議室 110名参加
2.研修の様子
実践報告
テーマ 「地域と学校のきずなを深める」
報告者 堺市立久世小学校「堺・地域コミュニティ学校推進事業」コーディネーター
乾 泰幸 さん
堺市からは、コーディネーターとして、学校と地域の関係を築くために努力されていることについての実践報告がありました。草創期の学校支援活動の息吹きが感じられました。
テーマ 「1+1が3になる、訪問型・巻き込み型の家庭支援」
報告者 泉大津市 家庭教育支援サポーターリーダー
芦澤 万里子 さん
泉大津市からは、地域人材としてコンビニの店員さんも巻き込みながら取り組まれた家庭教育支援の実践例の報告がありました。理論的な裏付けについても言及がありました。
テーマ 「友遊来歩(ゆうゆうらいふ)」 おこそう、体験の風
報告者 泉佐野市 人権を守る市民の会
辻野 修司 さん
泉佐野市からは、人権学習の支援を中心に据えながら、年間を通してあらゆる行事で学校の教育活動をサポートされている実践の報告がありました。楽しみながら取り組むことが大切だという思いがよく伝わっていました。
助言
コメンテーター 府教育コミュニティづくりアドバイザリースタッフ
中村 有美 さん
コメンテーターからは、ご自身の豊富な知見をもとにしながら、実践報告のいいところを挙げながら助言していただき、発表者・参加者のさらなる意欲が喚起されている様子でした。
はじめての取組み!親学習ワークショップ
地域で取り組まれている親学習体験
テーマ 「子どもの気持ち 親の思い」 体験しよう「親学習」
ファシリテーター 親学習リーダー
木村 尚美 さん、青木 美都枝 さん、日村 敦子 さん、大友 由紀子 さん
はじめに、親学習リーダーから、「親学習」に参加する上での約束事・キーワード等についての説明がありました。
楽しいアイスブレイキング 自己紹介をしてから・・・ジャンケンポン! みんな笑顔になっていきます。
親学習リーダーのみなさんが、ファシリテーターとしてワークショップを進めてくださいました。
夜遅くのレストランの若い親たちのエピソードを読んで、グループ毎に意見を交流しました。自分と同じ意見も異なる意見も共に受けとめ合う中で、親学習とは決まった結論を押し付けるものではないこと、参加者どうしが意見交流を通じてつながり合えるよさがあることなどを学び合いました。
3.参加されたみなさんの感想から
実践報告について
- よくわかった。自分の活動へのヒントを得た。地域や立場で、それぞれに合う方法で進めるのが良いと感じた。
- (堺)地域のふれあいコミュニケーションの場があれば自然と活動ができるように思われます。
- 芦澤さんの、チームによる子ども・家庭支援活動が興味深い。
- 積極的に子どもたちを集めたり、人と人とのつながりを考えている方がいらっしゃるのを、たいへん重要なことであると感じました。
- 人と人との関わり方、一人でなく、チームでしているのがたいへん良かったと思います。
- 地域の力を学校に入れることの大切さ、単独でなく連携が生む「大きな力」を実感することができた。
ワークショップについて
- 大変いろんな意見を「傾聴」できてよかった。
- 「答えがない」と言うことは、「互いを尊重する」「押し付けない」「両立できる」につながると思います。ファシリテーションの仕方をあちこちで活かせると思います。
- 世代を超えての子育て話が聴けて大変良かったです。
- 親学習を通じて、参加者の「気づき」をつくっていくことが大切であると改めて感じた。
- 「親学習」という言葉を知ることができた。子育てで孤立する親も多いので活動が活発化すればよいと思う。
- 親学習を広く実践されネットワークづくりにつながれば若い子育て世代の支援になると思った。
- 親学習の教材をきっかけに、様々な話題に話を広げることができ、教材の活用方法、効果について体験することができました。
研修会に参加くださいましたみなさん、ほんとうにありがとうございました。これからも共に学んでいきましょう!