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更新日:2012年5月9日

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平成27年3月委員会会議会議録

大阪府教育委員会会議会議録

1 会議開催の日時

平成27年3月27日(金曜日)午前9時29分開会

午前10時11分閉会

2 会議の場所

大阪府公館

3 会議に出席した者

  • 委員長
    隂山 英男
  • 委員長職務代理者
    小河 勝
  • 委員
    立川 さおり
  • 委員
    井上 貴弘
  • 理事
    向井 正博
  • 教育監
    津田 仁
  • 教育次長
    橋本 正司
  • 教育センター所長
    和田 良彦
  • 教育総務企画課長
    見浪 陽一
  • 教育振興室長
    丸岡 俊之
  • 高等学校課長
    橋本 光能
  • 市町村教育室長
    吉美 学
  • 小中学校課長
    浦嶋 敏之
  • 教職員室長
    中野 伸一
  • 教職員人事課長
    後藤 克己
  • 文化財保護課長
    荒井 大作

4 会議に付した案件等

  • 議題1 議会からの意見聴取に対する回答の承認について
  • 議題2 知事からの意見聴取に対する回答の承認について
  • 議題3 教育委員会規則の制定及び改正について
  • 報告事項1 平成28年度大阪府公立学校教員採用選考テストの実施等について
  • その他
  • 議題4 教育委員会委員の辞職の同意について

5 議事等の要旨

  • (1)会議録署名委員の指定
    小河委員を指定した。
  • (2)2月20日、3月11日及び3月19日の会議録について
    異議なく承認した。
  • (3)議題の審議等

議題1 議会からの意見聴取に対する回答の承認について

議案の趣旨説明(文化財保護課長)

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第55条第4項の規定により議会から意見を求められた次の議案について、大阪府教育委員会事務決裁規則第5条に基づき教育長が代決により異議がない旨を回答した。この代決を、同規則第7条第2項に基づき承認する件である。

  • 第135号議案
    大阪府文化財保護法に基づく事務に係る事務処理の特例に関する条例一部改正の件

委員の質問及び意見

(隂山委員長)通常の事後処理ということでよいかと思う。

採決の結果

原案どおり承認した。

議題2 知事からの意見聴取に対する回答の承認について

議案の趣旨説明(文化財保護課長)

地方教育行政の組織及び運営に関する法律第29条の規定により知事から意見を求められた次の議案について、大阪府教育委員会事務決裁規則第5条に基づき教育長が代決により異議がない旨を回答した。この代決を、同規則第7条第2項に基づき承認する件である。

  • 予算案
    平成27年度大阪府一般会計補正予算(第1号)の件(教育委員会関係分)
  • 事件議決案
    大阪府立横山高等学校跡地等の不動産の交換に係る損害賠償請求に関する損害賠償の額の決定及び調停の件

委員の質問及び意見

  • (隂山委員長)府と市がこういったことで対立するのは珍しい。これにより、後々のことは問題ではないということか。
  • (橋本教育次長)一昨日、和泉市議会でも同意いただいている。

採決の結果

原案どおり承認した。

議題3 教育委員会規則の制定及び改正について

議案の趣旨説明(教育総務企画課長)

大阪府教育委員会の教育長の職務に専念する義務の特例に関する規則及び大阪府教育委員会通則の一部を改正する規則を定める件である。

委員の質問及び意見

  • (隂山委員長)新教育長の代理を教育委員がやるということは、逆説的に言うと、新教育長は事務方から上がってくるというよりは、いろんなところから来ていただくことがあり得るということを含んでいるように思う。
  • (見浪教育総務企画課長)従来、教育長は教育委員の中から教育委員会会議で任命することになっており、教育長は一般職という扱いだったが、直接議会で教育長という仕事をする方を決めて任命するという形になったので、教育長自身が委員会の構成メンバーの一人になっている。そのため、同じ教育委員会の構成メンバーである委員が、職務を代理するという形になる。
  • (隂山委員長)このへんの概念は今までなかったことなので、よく理解をしておかないと感覚が違う。
  • (小河委員長職務代理者)教育委員会の一部という言い方をされたが、委員ではないのか。
  • (見浪教育総務企画課長)教育委員ではない。教育委員会の構成は、従来は教育委員であったが、これからは教育長プラス教育委員という扱いとなる。
  • (小河委員長職務代理者)具体的にどうなるのかが思い浮かばない。
  • (隂山委員長)いずれにしても、これは法令改正、条例改正に伴う自然の帰結である。具体的には、実際にそういう事情になった時には、粛々と進めることになると思う。
  • (小河委員長職務代理者)委員の中から選任するということであれば、今決めるということか。
  • (橋本教育次長)教育長が指名するものであり、委員会会議で話し合って決めていただくということにはならない。
  • (隂山委員長)職務代理者が事務局の人に委任するということだが、普通は次長がやる形になると思うが、あらかじめ決めておくのか、それとも非常勤の職務代理者が指名する形になるのか。
  • (見浪教育総務企画課長)資料3-6ページに規則の条文を記載している。その中の第3条第2項で、教育長職務代理者は、法第十三条第二項の規定により教育長の職務を行うに当たっては、法第二十五条第四項の規定により次に掲げる事務を第十一条に規定する教育次長に委任する、とさせていただいている。規則の中で、教育次長に委任するという形を取らせていただきたいと考えている。
  • (隂山委員長)現実に動きださないとイメージがわかりにくいが、初期の法令改正に伴う条例あるいは規則の改正である。
  • (小河委員長職務代理者)資料3-5ページ下の新教育長の職務代理者の部分の文言の意味だが、新「教育長」は教育委員会の構成員となり、かつ代表者となることからとあるが、教育委員会の委員ではなく構成員なのか。
  • (見浪教育総務企画課長)教育委員会は教育長と教育委員で構成するということになっている。
  • (小河委員長職務代理者)採決はどうなるのか。
  • (見浪教育総務企画課長)出席者の過半数で決めることとなる。
  • (小河委員長職務代理者)教育長も採決権者の一人となるのか。
  • (見浪教育総務企画課長)はい。
  • (井上委員)非常に細かいことで恐縮だが、先ほど3つの議事録の承認を一括で行ったが、これでよいのか。2月20日はこの3人が出席し、3月11日は立川委員が欠席し、3月19日は私が欠席した。認定こども園の件で、何を決めて何を決めていないかがもめた原因となったので、出席した人を対象に承認いただくべきかと思う。
  • (隂山委員長)手順の問題。議決をやり直してよいか。
  • (井上委員)先ほどのやり方でいいのであればやり直す必要はないが、やる必要があるならやった方がいい。ルールを決めておいた方が良い。
  • (見浪教育総務企画課長)出席された方とされていない方がいるので、分けていただいて。
  • (隂山委員長)では、そういうルールにする。それをよりはっきりさせるために、ここで提起されたやり方でやっておく。

(2月20日、3月11日及び3月19日の会議録について、それぞれの出席委員により承認。)

採決の結果

原案どおり決定した。

報告事項1 平成28年度大阪府公立学校教員採用選考テストの実施等について

議案の趣旨説明(教職員人事課長)

平成28年度大阪府公立学校教員採用選考テストの実施等について、報告する件である。

委員の質問及び意見

  • (隂山委員長)採用予定数が多いが、大規模採用しなければならないのは平成30年頃までか。
  • (後藤教職員人事課長)計画では、平成30年頃までは同様の規模を採用していく予定であり、その後は減少傾向になる。
  • (隂山委員長)大量採用時には多くの志願者に集まっていただくことが大事である。より多くの方々にチャレンジしてもらえるのが望ましいと思う。大量採用に伴って現場では新任の先生に特に問題点はないのか。
  • (後藤教職員人事課長)大量に、若い経験の少ない方が入って来られるので、活躍するまでに時間を要しているのが現状である。
  • (隂山委員長)我々が教員だった頃と比べて先輩の先生が少ない。この職業も技術職という面があり、経験年数にはそれなりの意味がある。研修等配慮していただく必要があるが、よろしくお願いしたい。

その他

  • (隂山委員長この際、色々と話題になっていることがあるが、何かあれば。
  • (向井理事)この場をお借りして、問題となっている中学3年生の調査書の評定の扱いについて、私の考えを述べたい。平成28年度選抜における中学3年生の調査書評定の扱いについて、今般、大阪市の教育委員会が独自の方針を示されたが、言うまでもなく、入学者選抜はオール大阪の統一した制度のもとで、公平・公正に実施されるべきものであると考えている。大阪府が定める選抜制度に則り、オール大阪で入学者選抜を実施するという基本的な考え方に変わりはない。今、論点となっているのは、中学3年生の評定の公平性をどう担保するかということである。私としては、絶対評価の府内統一の基準として、5段階の「評定分布の割合の目安」を一日も早く示すということを考えている。「評定分布の割合の目安」というのは、例えば「評定5」であれば全体の何%程度という目安を示すものである。具体的な数値については、1月に実施したチャレンジテストで、来年度の受験生となる現在の2年生の評定やテスト結果を把握しているので、実際に受験する本人たちのデータをもとにした「評定分布の割合の目安」となる数値を、4月のできるだけ早い段階で公表したいと考えている。なお、中学3年生の評定の公平性を担保するという観点から、これまで、大阪府教育委員会としては、選抜当日の学力検査の点数を活用して、総合点を加点・減点する手法を前提に検討を進めてきたところ。しかしながら、一旦評定を出してから、あとで総合点を変えるのは、やはり受験生にとっては不安であると考え、いわゆる「後出しジャンケン」であるとの批判も謙虚に受け止め、府内統一の「評定分布の割合の目安」を示す方向で舵を切りたいと思っている。評定については、この「評定分布の割合の目安」を踏まえて市町村教育委員会及び中学校が責任を持って決定された結果を尊重したいと考えている。私としては、なによりも受験生や保護者の立場に立って制度設計することが大切と思っている。これについては市町村教育委員会も同じ思いである。繰り返しになるが、大阪府内の公立高校をめざすすべての受験生とその保護者が、不安な気持ちになることなく、公平感と納得感をもって選抜に臨んでいただけるよう、全力を尽くしたいと考えている。私としては、府教育委員会の英知を結集し、作業を急ぎ、4月の早い段階で、大阪府教育委員会が定める基準によるオール大阪での公平・公正な選抜制度を確固たるものにし、皆さんに安心していただきたいと考えている。今後、教育委員の先生方と協議し、市町村教育委員会と話をしたいと考えている。
  • (隂山委員長)議論するにはタイミングが早すぎるという感じがする。今、理事から基本的な方向性が示されたので、我々としても咀嚼をして、府教委として一体的な対応ができるよう考えていかなければならない。
  • (小河委員長職務代理者)念のため確認するが、2年の時に行ったチャレンジテストで子どもたちの状況が見える。それを踏まえた全体の絶対評価のバランスを考えることをおっしゃった。府民的に、2年生のチャレンジテストが即、個人評価の内容につながるような理解をされては間違うので、そうではないということを。
  • (向井理事)基準を示すのが一番であると思っており、頑張りなど、後でどのように補正できるかどうかということも含め、きっちり検討したい。
  • (小河委員長職務代理者)全体のバランスを把握するためのデータであるということ。

議題4 教育委員会委員の辞職の同意について

平成27年3月27日付で申し出のあった隂山英男氏の辞職について、同意する件である。

委員の質問及び意見

  • (隂山委員長)私自身に関する議題であるため、議事進行については小河委員長職務代理者にお願いしたい。
  • (小河委員長職務代理者)本議題については、人事に関する議題であるため、会議を非公開にすることにしたいと思う。

(全会一致で非公開を決定し、傍聴人、報道機関及び関係者以外の者、退席)

(隂山委員長 退席)

採決の結果

原案どおり決定した。

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