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更新日:2014年9月24日

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農地の利用促進

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農地の利用促進(農空間づくりプラン)

人口減少社会を迎え、今後農業の担い手が加速的に減少し、より多くの農地が遊休化することが懸念されています。
そのため、大阪府では、「大阪府都市農業の推進及び農空間の保全と活用に関する条例」に「農空間保全地域制度」を定め、地域単位で農地の利用促進に取り組む計画(農空間づくりプラン)を策定し、意欲ある担い手等への利用集積や府民参加など幅広い担い手の参入を進めるなど、農地の利用促進を図る取り組みを進めています。

地域単位での話し合い
 矢印

農空間づくりプランの概要
 矢印

プランの実践
 

取り組み事例

惣代地区(河内長野市)

地区の概要

  • 対象面積:約10ha
  • 協議会名称「惣代地区農空間づくり協議会」(構成員:農地所有者、地域住民、NPO法人里山ひだまりファーム)

惣代地区農空間づくりプランの概要

テーマ「まもり、次世代につなげる、惣代の農空間」

  1. 担い手確保に関する計画
    • 自己耕作可能な農家による継続
    • NPO法人への農地集積および農作業受託
    • 新規就農者の受入
  2. 土地利用に関する計画
    • 農道2路線の整備
    • 農道、水路等施設の維持・改良を地域協働で実施
  3. 地域の活性化に関する計画
    • NPO法人による農作業体験活動を通じた府民参加・交流活動
    • 市内加工業者、鉄道会社と連携した6次産業化
    • NPO法人による集出荷代行受託

惣代地区農空間づくり協議会活動状況

  • 平成30年度
    • 惣代地区農空間づくり協議会設立
    • 府条例に基づく農空間づくり協議会の認定
    • 地域でワークショップを開催し、惣代農空間づくりプランを策定
  • 令和元年度以降
    • 農道の整備を実施予定


地区の様子 その1


地区の様子 その2


地区の様子 その3


NPOによる農作業受託


こんにゃく栽培


地域協働作業


NPO法人里山ひだまりファーム


水田

嬉(うれし)地区(富田林市)

地区の概要

  • 地区面積:23.6ha 農地面積:13.7ha
  • 協議会名称「嬉農空間づくり協議会」(構成員:嬉町会、嬉実行組合、NPO法人富田林自然農法根っ子の会)

嬉地区農空間づくりプランの概要

テーマ「暮らして嬉し、食して嬉し、元気な人と出会ってまたまた嬉し」

  1. 暮らしを守る -安心・安全、嬉しい暮らし-
    • 生活道路の利便性の向上(二方向避難、環状(道路網ネットワーク))
    • 適正な竹林管理、間伐等里山の保全
    • 一時避難地の確保、土砂災害に対する備えなど
  2. 農地を守る -嬉しい美味しさ、次世代につなぐ-
    • 農業用施設の点検、維持・更新
    • 学校田、農業塾の継続、集落営農の検討など
  3. 地域の誇りを守る -地域の嬉しさお裾分け-
    • 歴史資源の紹介
    • 生き物生息空間の保全と創出
    • 地域農産物や活動のブランド化など

嬉地区農空間づくり協議会活動状況

  • 平成23年度
    • 嬉地区農空間づくり協議会設立
    • 府条例に基づく農空間づくり協議会の認定
    • 地域でワークショップを開催し、嬉農空間づくりプランを策定
  • 平成24年度以降
    • 彼方小学校学習農園、農業塾の運営や自然農法、嬉米のブランド化等の活動を継続実施中
    • 地域直営施工による水路蓋かけ(農道拡幅)実施
    • 計画延長 L=189m
地区の状況


地区の様子 その1


地区の様子 その2


嬉地区(左)と石川(右)


地域資源例(腰神神社の古藤)


集落景観


集落と水路と農地


彼方小学校の学習農園支援(田植)


彼方小学校の学習農園支援(稲刈り)


農業塾活動

農空間づくりプラン事業による農道拡幅作業(水路蓋かけ)状況

現状水路 蓋かけ作業1 蓋かけ作業2

完成 完成2 完成3

かうち地区(河南町)

地区の概要

  • 対象面積:14.8ha
  • 協議会名称「河南町かうち地区 農と自然を守る協議会」(構成員:下河内地区自治会、下河内地区農業実行組合、下河内地区老人会、下河内地区自衛消防団、大浦ファーム、上條林業、中外テクノス株式会社、一般社団法人自然大陸、大阪ECO動物海洋専門学校/健康農食科)

かうち地区農空間づくりプランの概要

テーマ「地域住民と都市住民が互いの経験とノウハウを活かし古民家活用、地域資源の維持補修、遊休農地の活用、里山保全等に取り組む」
「農林業に携わる人材の育成や、次世代を担う子どもたちの環境教育実践の場を形成する、交流の促進を図る」

  1. 遊休農地の有効活用
    • 農業技術の実践教育の場
      (地元農家・NPO法人による新規就農希望者の学習ほ場創設、専門家の指導のもと有機栽培と6次産業の取組み)
    • 学校や企業と連携した職業教育・社会貢献活動の場
      (農林業や自然環境保全の担い手となる若者の育成、企業等のCSR活動の受け入れの場創設)
  2. 空き家を活用した農空間保全活動
    • 物づくり実践教材の場(空き家・古民家再生と活動拠点の整備)
    • 農林業技術、伝統農法など学習機会の向上に活用(エデュケーション施設の創設)
  3. 「食」と「医療・福祉」との連携による農空間の活用
    • 豊かな「食」を活用する直売所・観光農園の開設
      (生産者との連携、グリーンツーリズムによる農業の高付加価値化・農業経営の所得向上の取組み)
    • ​​​「医療・福祉」との連携の場(園芸療法や福祉農園を推進、健康づくりの場としてのプログラムを開発)

かうち地区 農と自然を守る協議会活動状況

  • 平成28年度
    • 河南町かうち地区 農と自然を守る協議会設立
    • 府条例に基づく農空間づくり協議会の認定
    • 地域での話し合いのもと、河南町かうち地区農空間づくりプランを策定
    • 地域直営施による板柵水路の整備(平成29年1月実施)
  • 平成29年度以降
    • 遊休農地の再生作業、用排水路や耕作道の補修などを実施


地区の様子


古民家


活動の様子 その1


活動の様子 その2

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