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更新日:2022年11月16日

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浪華本染め、浪華本染めゆかた・浪華本染め手拭い

経済産業大臣指定伝統的工芸品マーク浪華本染め(経済産業大臣指定伝統的工芸品)
なにわほんぞめ
Naniwa hand-dyed
(Traditional Craft Products Designated by the Minister of Economy, Trade and Industry)

大阪府知事指定伝統工芸品マークゆかたの画像浪華本染めゆかた・浪華本染め手拭い(大阪府知事指定伝統工芸品)
なにわほんぞめゆかた・なにわほんぞめてぬぐい
Naniwa hand-dyed Yukata (Summer Kimono),
Naniwa hand-dyed Tenugui (Japanese handkerchief)

(Traditional Craft Products Certified by the Governor of Osaka Prefecture)

【沿革・特徴】手拭いの画像
江戸時代、河内や和泉といった木綿の大産地を備えた大阪は、手拭いの大産地として全国に知られていた。
明治に入ると、渋紙で作られた型紙を木綿に重ね、防染糊を施し染料を注いで染める「つぎぞめ(注染)」という染色法が、大阪で開発され、この染色法を応用したゆかたが全国に広まった。繊細な図柄や鮮明な発色が特徴である。
材料としては、ゆかた、手拭いともに堺の和ざらしを使用している。
堺の和ざらしは、石津川沿いの津久野・毛穴地域で400年つづく伝統的な木綿の晒方法である。
現在、注染で染められるゆかたや手拭いの生地の殆どは堺で生産されている。

【History】
During the Edo period, Osaka Prefecture, which is a large production area of cotton such as Kawachi and Izumi, was known all over Japan as a big production area for “Tenugui” (Japanese handkerchief). In the Meiji period, the hand-dyeing method “Tsugizome” was developed in Osaka. “Tsugizome” means overlaying cotton with pattern paper made of tanned paper and dyeing them with repellent glue. “Yukata” (Summer Kimono) applying this hand-dyeing method spread all over Japan. It is characterized by delicate patterns and clear coloring.
Sakai's Wazarashi which is a traditional cotton bleaching method technique has been used for Tenugui and Yukata.
This method started in Sakai's Tsukuno & Kena district along the Ishizu-gawa River in the early Edo Period (about 400 years ago).
The hand-dyeing Yukata & Tenugui is now also made by Sakai's Wazarashi in almost all.

【指定年月日】堺和ざらし

  • 昭和60年7月26日(浪華本染めゆかた)
  • 平成28年10月31日(浪華本染め手拭い)

※伝統的技術等が同じである昭和60年に指定された浪華本染めゆかたに加えて、浪華本染め手拭いを大阪の伝統工芸品として指定した。
令和元年11月20日(浪華本染め)

問い合わせ先
協同組合オリセン
〒541-0056 大阪市中央区久太郎町1-8-15 浪華ビル
電話 06-6261-0468
FAX 06-6261-2685
産地組合等ホームページをご覧ください(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)

【主な産地】
堺市、柏原市

【主な製品】
ゆかた、手拭い、はっぴ 等

【製造工程】
浪華本染めゆかた・浪華本染め手拭いの製造工程作業風景の画像

  1. 原反
  2. 検反
    晒し上がりの生地のキズや汚れの有無、規格寸法等を調べる
  3. 地巻
    晒加工中に生じた小じわを伸ばし丸巻きにする
  4. 糊置
    丸巻きにした生地を順次糊付台の上に広げ伊勢型紙を張った枠を生地の上にかぶせて木ベラで防染糊をつける
  5. 土手引
    ミミズ状の糊で防染し柄・模様毎に染料が流れないようにする
  6. 注染
    糊付けした生地に“どひん”という特別なじょうろで染料を注入し下から真空ポンプで吸収しながら浸透させる
  7. 水洗
    水洗機にかけ余分な糊・染料を洗い落とす
  8. 乾燥
    遠心分離機にかけて脱水し“ダテ”と呼ばれる乾燥台に1反ずつ吊るして自然乾燥する
  9. 仕立(浪華本染めゆかたのみ)
    糊付け乾燥・湯のしして、仕立てる

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