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太鼓
大阪太鼓(大阪府知事指定伝統工芸品)
おおさかたいこ
Osaka Taiko(Japanese Drums)
【沿革・特徴】
その起源はさだかではないが、奈良時代に、雅楽とともに中国から伝来したと言われている。
現在の大阪市浪速区は、江戸時代には、多くの太鼓職人が集まり、全国有数の太鼓づくりの地として、活況を呈したと言われている。
その太鼓の製造技術を受け継ぎ、今なお昔と変わらない手作業で和太鼓の製作-音づくり-をしている。
【History】
Although the origin of taiko drums are uncertain, it is said that they came from China along with imperial court music during the Nara era (8C).
In the Edo era (17C-19C) drum craftsmen congregated to Osaka from all over Japan and Osaka
became one of the prominent centers for manufacturing drums in Japan. Taiko are handmade,
beginning with the cutting of wood from the zelkova tree, shaving it, painting it, and stretching
the skin over it. It takes several years to complete one drum.
【問い合わせ先】
大阪太鼓製造技術保存会
〒556-0024 大阪市浪速区塩草3-10-17
電話 06-6561-0021
FAX 06-6561-0025
産地組合等ホームページをご覧ください(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
【主な産地】
大阪市
【主な製品】
長胴太鼓、平太鼓、締太鼓、附はやし締太鼓、桶胴太鼓、太鼓、小鼓、楽太鼓、鞨鼓 等
【製造工程】
- 欅原木
- 切断
原木を太鼓の大きさにあわせて輪切りにする - くり抜き
太鼓の内側をくり抜き円筒状にする - 乾燥
数年間乾燥させる - 削り
外部、内部に丸味をつけるために削り太鼓の形に整える - 塗装
外部に漆を塗る - 仮張り
水に浸け柔らかく戻して厚さを調整した皮の周囲に切り目を入れクダを差し込み仮胴に被せた皮を引っ張る - 皮張り
ジャッキを使い皮を均等に引っ張りながら音の調整を行う - 鋲打ち
鋲を打ち、皮を固定する