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和泉蜻蛉玉
和泉蜻蛉玉(大阪府知事指定伝統工芸品)
いずみとんぼだま
Izumi Tombodama (Glass Beads)
(Traditional Craft Products Certified by the Governor of Osaka Prefecture)
【沿革・特徴】
和泉国(現在の堺市以南)では、奈良時代以前よりガラス玉が作られ、江戸時代には「泉州玉」「さかとんぼ」と呼ばれ有名であった。明治初期には製造技術が確立し、その歴史的技術を継承し現在に至る。
複数のガラスを組み合わせることなどにより作りだされる色彩は、国宝の復元・文化財修復などを手がける技術として受け継がれている。
【History】
Izumi no Kuni (current Sakai City) has been famous for its Glass Beads production since before the Nara Period. Manufacturing technology was established at the beginning of the Meiji era, and was succeeded to Mr. Tokiharu Komizo, the predecessor of Sangetsu-kobo. Izumi Tombodama was certified as one of the traditional Osaka crafts. Mr. Komizoʼs oldest daughter, Ms. Yuriko Matsuda has succeeded Sangetsu-kobo. She also restores National Treasures and repairs cultural assets.
【指定年月日】
平成14年1月8日
【問い合わせ先】
和泉蜻蛉玉産業協会
〒590-0028 堺市堺区三国ヶ丘御幸通59 堺高島屋南館5階(山月工房内)
電話 072-224-2670
FAX 072-224-2671
産地組合等ホームページをご覧ください(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
【主な産地】
和泉市、堺市
【主な製品】
ネックレス、かんざし、イヤリング 等
【製造工程】
- 着色されたガラス
- 模様出し
複数の棒ガラスを束ね組み合わせを変える事で色の変化をもたせる - 玉巻き
芯に溶かしたガラスを巻きつけ丸くする - 模様付け
加熱したガラスに粉砕したガラスを付着させ、再度加熱する - 型入れ
金型を用いて行う - 冷却
灰を用いて冷却する