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「大阪ものづくり優良企業賞2011」受賞企業一覧
最優秀企業賞(3社)
株式会社加貫ローラ製作所(代表取締役:加貫 順三/本社:大阪市生野区/ゴムローラーならローラー総合メーカーの加貫ローラ製作所(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
同社は、1899年(明治32年)の創業以来、112年に渡り、ゴムローラ専業メーカーの先駆けとして、業界を牽引してきた。同社のゴムローラは印刷関連用途の他、鉄鋼・合板・製紙の製造ラインをはじめ、近年では液晶ディスプレイ・太陽光発電・リチウム電池等で用いられる各種高機能フィルム製造ラインでも活躍し、先端企業のキーパーツとしての役割を担っている。また、多様な顧客ニーズに応えるため、高度な材料改質技術を駆使した耐熱性・耐溶剤性・耐摩耗性に優れた高付加価値ゴムローラの開発や、ゴム弾性体では難度が高いミクロン単位での研磨加工技術にも挑戦している点などが高く評価され、今回の受賞となった。
株式会社山本水圧工業所(代表取締役社長:山本 知弘/本社:豊中市/株式会社山本水圧工業所 HYPREX(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
同社は、1930年(昭和5年)の創業以来、油・水圧機器及び関連応用装置の専門メーカーとして、“環境にやさしい水を活かした技術”で様々な産業分野の省力化、ハイグレード化、安全性の向上に貢献してきた。とりわけ主力のハイドロフォーミングマシンは、高圧水を活用して成形加工を行う金属塑性加工装置で、主に自動車のフレーム部品等の形成に使われ、複雑形状の中空部材の成形や材質の硬化による剛性の向上、軽量化、部品数や接合部の削減などによる工程の削減など優れた特長を有している。これら同社の持つ高度な設計技術と高度なシーリング技術を活用した高圧技術による優れた製品づくりなどが高く評価され、今回の受賞となった。
吉村油化学株式会社(代表取締役社長:福田 正博/本社:豊中市/吉村油化学株式会社(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
同社は、1922年(大正11年)の創業以来、界面活性剤などを主原料とする繊維用油剤メーカーとして、長年培った独自の乳化技術により、各種樹脂・ワックス・シリコン等の水系化(有機溶剤系から水系に転換すること)を行ってきた。今日では、エポキシ樹脂・シリコンオイル・ワックス類のエマルジョンをはじめ、顧客からの多様なニーズに応えるため、オーダーメイドにより、あらゆる樹脂の水系化を行うほか、主剤のエマルジョンとともに併用される非水系各種添加剤の乳化・分散も行っている。また、最新の航空機に使用されている炭素繊維複合材料の製造に欠かせない界面活性剤の開発・製造・販売をはじめ、大手エポキシ樹脂メーカーでも製造が難しい有機溶剤を用いないエポキシエマルジョンをOEM供給しており、人体への安全性確保や環境保全にも貢献するなどの点が高く評価され、今回の受賞となった。
技術力部門賞
大同化学工業株式会社(代表取締役社長:黒川 一/本社:大阪市北区/大同化学株式会社(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
同社は、1938年(昭和13年)の創業以来、わが国の経済成長を支えるものづくりに不可欠な“金属加工油剤”を中心に製造・販売することで、加工業界に貢献してきた。中でも自動車鋼板用圧延油の国産化にいち早く成功し、トップシェアを誇っている。更に、環境対応型の金属加工油剤の要望から、従来、極圧添加剤(磨耗・焼付を防止するために潤滑油に加えられる添加剤)として広く使用されてきた塩素系極圧添加剤に代わりダイオキシン発生につながらない脱塩素切削油や脱塩素塑成加工油を開発した。また、これまで各種自動車部品やベアリング等の製造では、化成処理工程で使用される大量の酸等が問題となっていたが、この問題解決のため、工程の簡素化を実現する“一液型冷間鍛造潤滑剤”を開発するなど、同社の持つ加工油剤に関する高い技術力が評価され、今回の受賞となった。
特別賞(2社)
株式会社HCI(代表取締役:奥山 剛旭/本社:泉大津市/株式会社HCI(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
同社は、2002年(平成14年)創業の発展途上の企業ながら、様々な電線・ケーブル・ワイヤー・チューブ製造機械を中心に、ロボットを含む自動化・省力化機械を数多く手掛けている。2004年には、極めて高速な生産設備でも使用可能な非接触方式の空気軸受を用いて、生産速度(回転数:6,500rpm)で使用できる高回転型チューブラ型撚線機を開発している。更に、2010年には、世界に先駆け、駆動部に磁気軸受方式を用いて、より高速・低振動型のチューブラ型撚線機を開発し、低コスト・省エネ化と共に、低騒音化及び撚線径の極々細線化を可能とするなど、品質と生産効率の向上の両立に大きく貢献している。また、毎年2機種以上の新製品を発表するなどの開発力や独創性などが高く評価され、今回の受賞となった。
クマガイ電工株式会社(代表取締役社長:熊谷 康正/本社:八尾市/SUNART クマガイ電子株式会社(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
同社は、1965年(昭和40年)の創業で、スイッチなどで使われる「接点」の材料供給や、それらを利用した加工部品の提供からスタートした。その後、初の自社ブランド商品となる観賞魚用サーモスタット及びヒーター製造販売を開始している。これまで、湯水だけを清潔に循環、浄化し、水道代、燃料代を大幅に削減できる「バス保温クリーナー」の開発や、カーボンファイバーを用いた10秒で即暖できる「ヒーター付インナーソフト手袋」など、次々に独創的な製品を開発している。「温める」、「保温する」などヒートテクノロジーの分野での高い独自技術や、顧客目線での独自商品開発力が高く評価され、今回の受賞となった。
優良企業賞(47社)
企業名 |
本社所在地 |
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大阪市東成区 |
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豊中市 |
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八尾市 |
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大東市 |
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八尾市 |
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豊中市 |
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堺市中区 |
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八尾市 |
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八尾市 |
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箕面市 |
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東大阪市 |
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株式会社コーワ産業 |
豊中市 |
堺市西区 |
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寝屋川市 |
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堺市堺区 |
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東大阪市 |
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八尾市 |
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八尾市 |
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池田市 |
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寝屋川市 |
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大阪市天王寺区 |
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八尾市 |
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池田市 |
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大阪市北区 |
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茨木市 |
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茨木市 |
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株式会社田中製作所 |
寝屋川市 |
枚方市 |
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大阪市住吉区 |
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堺市東区 |
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堺市中区 |
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八尾市 |
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堺市美原区 |
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枚方市 |
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枚方市 |
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枚方市 |
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大東市 |
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貝塚市 |
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大阪市東住吉区 |
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豊中市 |
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東大阪市 |
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東大阪市 |
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和泉市 |
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八尾市 |
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八尾市 |
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株式会社山口技研 |
大阪市大正区 |
堺市西区 |
※高は「ハシゴ高」
優良企業賞受賞企業の詳細については下記サイトの
「ものづくりビジネスセンター大阪」(外部サイトへリンク)よりご確認下さい。