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「大阪ものづくり優良企業賞2008」受賞企業一覧
最優秀企業賞
坂本造機株式会社(代表取締役:坂本 進/本社:和泉市/SAKAMOTO(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
坂本造機株式会社は、和泉市(テクノステージ和泉)に本社を置く、型抜機等の製造販売を主たる事業とするものづくり中小企業である。同社は、創業以来50余年にわたり培ってきた高度な技術により、高精度・高速位置決め等の高付加価値を持つ型抜機を実現している。ユーザーの生産現場に適合した製品づくりや新素材への対応などにも特筆すべきものがあり、同社の製品は、車両関係部材・液晶部材を中心に、様々な分野で、高度な加工と製品づくりに貢献している。また、品質保証、コストダウン、納期遵守等にも積極的に取組み、大きな成果が認められる。
技術力部門賞
富士金属株式会社(代表取締役:山中 義孝/本社:豊中市/富士金属株式会社(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
富士金属株式会社は、豊中市に本社を置く、金属の超深絞りプレス加工による金属部品製造を主たる事業とするものづくり中小企業である。同社が保有するトランスファープレスによる超深絞りプレス加工技術・精密加工技術は、これまでの溶接・ろう付・切削加工などによる複数工程が必要であった複雑形状等の金属部品をプレス加工のみで製造する非常に優れた技術である。それは工程数削減や切削加工不要など、コスト削減、省資源、軽量化の実現に大きな威力を発揮するものである。
QCD部門賞
株式会社ダイネツ(代表取締役:葛村 和正/本社:堺市/熱処理・付帯加工の株式会社ダイネツ(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
株式会社ダイネツは、堺市に本社を置く、金属熱処理加工を主たる事業とするものづくり中小企業である。同社は、焼きムラや硬さのばらつき発生が課題となっていた重量部品、長尺部品の熱処理加工において、高度な均一加熱、均一冷却技術を確立することで、高精度な熱処理加工の保証を実現している。また、独自に開発したプログラムによる一括かつ高度な生産管理システムが確立されており、品質、コストダウン、納期短縮などで大きな成果を上げているとともに、更なる品質向上への取組みにも特筆すべきものがある。
特別賞
下記の2社については、最優秀企業賞に準ずるものとして、特別に表彰(特別賞を授与)した。
富士インパルス株式会社(代表取締役:山田 和邦/本社:豊中市/FUJIINPULUSE(外部サイトへリンク))
富士インパルス株式会社は、豊中市に本社を置く、包装機械(シール機)の製造販売を主たる事業とするものづくり中小企業である。同社は、「社会のニーズに応え、会社の蓄積技術を付加してユーザーに提案する」ことを製品開発のコンセプトに、独創的なインパルスシーラー技術を多数創出し、農業や食品製造をはじめ、近時は電子機器製造向けにも、高付加価値や低価格シーラーを供給しているリーダーカンパニーである。また、大学との産学連携による新技術開発などの取組みにも積極的であるほか、人材育成、地域貢献などにも特筆すべきものがある。
株式会社アイテック(代表取締役:飯田 勝康/本社:堺市/株式会社アイテック(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます))
株式会社アイテックは、堺市に本社を置く、高温・高圧技術を基本とした装置の製造販売を主たる事業とするものづくり中小企業である。同社は、エコロジー&サイエンスをキーワードに、研究から生産設備まで幅広い装置ニーズに対応した高温・高圧技術を基盤とする製品を提供している。中でも、東北大学との産学連携による新技術である超臨界水ナノ粒子合成装置は、従来法では困難だったナノ粒子の連続かつ急速な製造を可能にする装置として、今後の活用が期待される。また、研究開発型ものづくりベンチャー企業として、設立以来現在まで、産学連携による研究開発や国等の提案公募型研究開発事業にも多数取り組んでおり、更なる技術高度化も期待できる。
優良企業賞
*「すぎ」は、「木」へんに「久」