ここから本文です。
「大阪ものづくり優良企業賞2019」表彰式及び交流会の様子
令和2年2月17日(月曜日)に「大阪ものづくり優良企業賞2019」の表彰式(令和元年度大阪府商工関係者表彰、大阪製ブランド表彰式と同時開催)が、マイドームおおさかで行われました。
受賞企業69社を代表し、最優秀企業賞、技術力部門賞、審査委員特別賞、夢・未来・ORIST賞を受賞された企業6社に、山口副知事から表彰状が授与されました。
式典の様子
代表受領の様子
最優秀企業賞
東尾メック株式会社 取締役社長 東尾 清吾 氏
技術力部門賞
株式会社河辺商会 代表取締役社長 福田 康一 氏
審査委員特別賞(3社)
株式会社新城製作所 代表取締役社長 新城 功 氏
株式会社伸和鉄工所 代表取締役社長 丸山 和俊 氏
株式会社ミヤガワ 常務取締役 嶋 恒彦 氏
夢・未来・ORIST賞
株式会社オーゼットケー 代表取締役 山崎 陽彦 氏
豊田審査委員長祝辞
豊田審査委員長の祝辞
審査委員長を務めていただきました豊田政男委員長(大阪大学名誉教授,特任教授)の祝辞をご紹介します。
大阪ものづくり優良企業賞2019
表彰式祝辞
大阪ものづくり優良企業賞の審査委員長を務めさせていただきました豊田でございます。まずは,本日表彰を受けられました皆様、本当におめでとうございます。
栄えある受賞を心よりお喜び申し上げますとともに、皆様のこれまでのご尽力、お取り組みに対しまして、改めて敬意を表します。
「大阪のものづくり看板企業の登竜門」をコンセプトにした「大阪ものづくり優良企業賞」も、今年度で12回目を迎えました。
今年度につきましても、化学工業製品や樹脂製品、金属・機械製品、印刷製品など幅広い業種の企業からノミネートいただくことができました。これも、過去11回の受賞企業の方々が「匠」ブランドを守り広めていただいたお陰であると感謝すると共に、大阪の中小企業の皆様の積極性とチャレンジ精神を示して頂いたものと深く敬意を感じております。
技術力やQCD、財務状況や人材育成などに着目して審査を行った結果、今年度は新たに「優良企業賞」として69社、そのうち「知的財産部門賞」として13社を選定しました。ちなみに、これまでに「匠」ブランド企業として受賞された企業数は、「785社」になりました。今回の受賞企業の中でも特に優秀な企業として、先ほど表彰を受けられましたように「最優秀企業賞」を1社、「技術力部門賞」1社、「審査委員特別賞」3社、大阪産業技術研究所理事長賞であります「夢・未来・ORIST賞」1社を選定しました。今回の審査を通しても、ものづくり産業を取り巻く基盤の大きな変化や働き方改革が求められる厳しい産業環境下で、メイド・イン・ジャパンの確かな品質の確保、独創的な発想による高付加価値製品の開発、更なる技術の高度化や生産性向上に取り組む企業姿勢を持つ中小・中堅企業も多く、まさに大阪には「オンリーワン・ナンバーワン企業」や「技術と人材の強みを生かしたものづくり企業」が集積していることをあらためて実感いたしました。
昨年の大阪経済は消費税増税や米中貿易摩擦問題をはじめとした先行き不透明な世界経済などの影響もあり、中小企業をとりまく経営環境は、依然として厳しい状況にありました。一方、AIや5Gといった革新的技術を活用したデジタル化の進展など、企業を取り巻く競争環境は激しく変化している中にあって、高い技術力と革新的経営基盤を持つ大阪のものづくり企業が大きな役割を担い続けることが期待されています。今後の大阪は、2021年のワールドマスターズゲームや2025年の大阪・関西万博といった世界的イベントの開催を控えており、世界から大阪が注目を集めるこの時期こそ大阪の高いものづくり力を世界に発信する絶好の機会となります。受賞企業の皆様には「匠」ブランドを旗印に大阪のものづくり看板企業として、その持てる技術力・企業力をより一層発揮していただき、「大阪のものづくり」「大阪産業の活性化」にご協力いただくことを期待しております。
最後となりましたが、本日受賞の皆様方をはじめ、ご列席の皆様のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、お祝いの言葉とさせていただきます。令和二年二月十七日
式典終了後、交流会も開催しました。
大阪府商工労働部長の挨拶
受賞社インタビュー(東尾メック株式会社)
交流会の様子