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大阪府移行期医療支援センター
近年の医療の進歩により、多くの子どもたちの命が救われるようになりました。その一方で、疾患の治療や合併症への対応が長期化し、それらを抱えたまま、思春期、さらには成人期を迎える患者が多くなってきています。
大阪府では、大阪母子医療センターに設置している「大阪府移行期医療支援センター」を拠点に、小児期医療と成人期医療の架け橋となる移行期医療体制の整備や患者の自立・自律支援などを総合的に実施し、府内の移行期医療支援体制の整備を図っています。
移行期医療とは
小児期発症慢性疾患患者が、成人後も適切な医療を生涯に渡り受け続け、社会の中で病気を持っていてもその人らしく生きることができるよう、小児期に患者の自律・自立を促すとともに、精神的にも肉体的にも発達途上にある小児患者を小児期医療から成人期医療へとシームレスに繋ぐための医療のことです。なお、移行のための支援としては、「患者・療育者への自立・自律支援」と「医療継続のための医療支援」の2つの柱があります。
「大阪府移行期医療支援センター」の概要
大阪府移行期医療支援センターは大阪母子医療センターに設置しており、「移行期支援コーディネーター」を中心に小児期・成人期診療科の連絡調整、コンサルタント、連携支援、府民相談等の総合支援を行っています。詳細は下記のホームページをご覧ください。
都道府県の移行期医療支援体制のイメージ(参考)
(令和3年6月30日第68回厚生科学審議会疾病対策部会難病対策委員会・第47回社会保障審議会児童部会小児慢性特定疾患児への支援の在り方に関する専門委員会資料抜粋)