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医療サポート「絵」カード【平成19年11月19日】
医療サポート「絵」カード【平成19年11月19日】
知的障がいなどがあり自分が言いたいことが言えない人、お医者さんや看護師さんの言うことを聞き取ることが苦手な人の為に『医療サポート絵カード』を作りました。安心して診察や検査を受けられるように絵などを使って、見てわかるように工夫しています。医療機関のほか知的障がい者の方が利用される障がい者支援施設などでもお使い下さい。
なお、医療サポート絵カードは、以下からダウンロードできるほか、社会福祉法人 大阪知的障害者育成会(Tel 06-6975-3370)で購入できます。
医療サポート絵カード
医療機関等での使い方の例
- 診察や検査の前にカードを見せながら、診察の流れを説明する。
- 支援者(家族)の方にカード(コピー)を渡しておき、次の診察時までに本人に見せておいてもらう。
時系列・手順・順序を示す工夫
- リングで留めて1枚ずつめくる。
- 横一列もしくは縦一列に並べておき、終わったらはずすか裏返す。
- 譜面台や写真立てを利用して、紙芝居のように使う。
使い方のポイント
- 個別の特性や、診察・検査の手順について、事前に支援者(家族)と医療従事者で打ち合わせをしておくと効果が上がります。また、あらかじめ本人に診察・検査の手順を説明したり、下見をしておくことも不安の軽減に役立ちます。
- 順序や手順を一定にし、見通しをもてるようにします。
- 「いつ」「どこで」「なにを」「いつまで」「どのようなやり方で」するのかを具体的に伝えます。声かけは短めにゆっくりと、また肯定的な表現や態度を心がけます。
- 最初はうまくいかなくても、何度か繰り返して使うことにより効果がでてきます。また、写真や実物、文字の方がわかりやすい方もいますので、個別の特性に応じて工夫してください。