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脊損ケア手帳【平成19年3月31日】
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脊損ケア手帳 (平成19年3月31日発行)
脊髄損傷(頚髄損傷+胸・腰髄損傷)のある方へ
脊髄損傷者の合併症に対する継続的な治療をはじめ、予防、コントロールなどの健康管理を支援する「脊損ケア手帳」をご活用下さい。
ご注意
- この冊子には、個人情報を記載するページがあります。
- 診療に関する事項を記載した診療録は、病院又は診療所の管理者において、その他の診療に関するものは、その医師において、5年間保存しなければならないと医師法において規定されています。
- しかし、脊髄損傷者にとっては、その後の医療制度の改正や医療機関の移動で過去の記録が必要になることがよくあります。
- そのために、脊髄損傷者一人一人が、一生涯にわたる長期間、自分自身に関する医療記録等を個人的に保持する必要があります。
- このため、この冊子は脊髄損傷に関する情報を提供するとともに脊髄損傷者の個人的な記録を保存する役割も担っています。
- なお、管理・保管については、十分に注意してください。
- また、脊髄損傷になられた以後に各種手続きで使われた資料などについても、できるだけコピーするなど、一緒に保存してください。
注意)この冊子では、特に厳密に表現すべきところ以外では「脊髄損傷」のことを「脊損」と、「脊髄損傷者」を「脊損者」と、一般的略称・呼称で記しています。ご了解ください。
目次(以下、テーマごとに詳細ページへ移動できます。)
脊髄損傷(脊損)についての医療的知識
- 脊椎(せきつい)と脊髄(せきずい)について
- 脊髄損傷とは
- 病態(疾患と機能障がいのようすと対策)
全般
参考 脊髄損傷の及ぼす身体的影響
主な症状
- 知覚マヒ
- 運動マヒ
- 尿路障がい[にょうろ障がい]
- 腸管障がい[ちょうかん障がい]
- 自律神経機能障がい[じりつしんけいきのう障がい]
自律神経過反射[じりつしんけいかはんしゃ]
体温調節機能障がい
頻脈[ひんみゃく]
末梢血管拡張症
低血圧・起立性低血圧(起立性調節障がい)
深部静脈血栓症
低血糖 - 性機能障がい
コラム 脊損者と定期検診
- 脊損者が常に注意しなければならない副次的症状・疾患等
- 床ずれ(褥瘡[じょくそう])
- 尿路感染[にょうろかんせん]
- 呼吸障がい
人工呼吸器利用 - 胃腸機能障がい[いちょうきのう障がい]
イレウス(腸閉塞・偽性腸閉塞)
胃下垂・胃アトニー
呑気症[どんきしょう]
憩室[けいしつ] - 痛みとしびれ
- 骨粗鬆症[こつそしょうしょう]と骨折
- 異所性骨化[いしょせいこっか]
- 皮膚と爪
- ウイルス感染症やバクテリア(細菌)感染症
- 蜂窩織炎[ほうかしきえん]・蜂巣炎[ほうそうえん]
- 体重増加
- その他
脊損の経過とリハビリテーション
医療的リハビリテーション
臥床期(安静期・脊髄ショック期)
離床期(回復期・慢性期)
退院後(固定期・フォローアップ期)
ゴールとプログラム
トータル・リハビリテーション(全人的リハビリテーション)について
-社団法人大阪脊髄損傷者協会-
-
脊損者のためのリハビリテーションについて
-
トータル・リハビリテーション
-入院から退院後の社会生活まで-
- リハビリテーション訓練の時期の違いとそれぞれの内容
訓練期
前期訓練
後期訓練
トータル・リハビリテーションの復帰期と発展期
復帰期
発展期
補足説明
車いす選び
住宅整備
福祉機器と自助具、補装具と日常生活用品
- レクリエーション(余暇活動)
- 障がい受容のステップ
- 排便について
- 脊損者のための社会サービス(施策等)
- 後記
資料編
- 大阪府障がい者地域医療ネットワーク推進事業
- インターネット
- 主な相談支援機関(大阪府福祉の手引き掲載分)
- 府下市町村福祉事務所(障がい福祉担当課)
- 人体構造参考図
個人データ記録 個人データ記録(ワード:1,260KB)
脊損生活記録シート 脊損生活記録シート(ワード:50KB)
発行日 平成19年3月31日 第一版第一刷発行 (以下、組織名等は発行当時のものです)
発行 大阪府健康福祉部障害保健福祉室施設福祉課
制作 社団法人大阪脊髄損傷者協会
編著 社団法人大阪脊髄損傷者協会 会長 辻 一(ツジ マコト)
監修 大阪労災病院リハビリテーション科 大澤 傑
星ヶ丘厚生年金病院泌尿器科 百瀬 均
印刷製本 身体障害者授産施設 大阪ワークセンター