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大阪の障害児教育をよくする会、東大阪の障がい児教育をよくする会
要望書
| 要望受理日 |
令和7年8月6日(水曜日) |
|---|---|
| 団体名 | 大阪の障害児教育をよくする会、東大阪の障がい児教育をよくする会 |
| 取りまとめ担当課 |
教育庁人権教育企画課 |
| 表題 | 交野支援学校四條畷校の大規模改修・校舎の一時移転に伴う要望書 |
要望書
2025年8月6日
大阪府教育委員会
教育長 水野 達朗様
交野支援学校四條畷校の大規模改修・校舎の一時移転に伴う要望書
大阪の障害児教育をよくする会
会長
東大阪の障がい児教育をよくする会
会長
府民・関係者の働きかけによって、交野支援学校四條畷校(以下、四條畷校)の小学部設置と本校化が実現し、新しい四條畷校が2029年に開校します。四條畷校では大規模改修が行われるため、2027年8月から同校は、寝屋川市の大阪公立大学工業高等専門学校(以下、大阪公立大高専)へ一時移転が行われます。八尾支援学校在籍の生徒のうち東大阪市立盾津・楠根・高井田・新喜多の各中学校区の在住者(以下、東大阪市にかかる四條畷校高等部校区生徒)は高等部進学時に四條畷校に転学となります。その計画の概要が八尾支援学校保護者に対して説明がありました。
大阪府教育委員会の説明によると、交野支援学校四條畷校改修工事期間中の教育活動等の概要は次の通りです。
(1)四條畷校は、2027年度から2028年度にかけて大規模改修工事を実施。四條畷校在籍生徒は、仮校舎への一時移転されます。
(2)移転先は、大阪公立大高専の敷地。移転期間は2027年8月から2029年3月。大阪公立大高専は、四條畷校より北へ2.7キロメートルの距離、車で15分かかります。
(3)通学区域については、仮校舎への一時移転の際には、通学区域の変更はなし。2029年の本校化に合わせて通学区域の変更を予定。
こうした府教委の説明に対して、四條畷校高等部に転学となる八尾支援学校の保護者から不安の声が上がっています。
第1に、通学する校舎の移転による生徒・保護者への負担増です。下表は、校舎移転に伴う東大阪市にかかる四條畷校高等部校区生徒の通学場所についてです。
| 2025年度 | 2026年度 | 2027年度 | 2028年度 | 2029年度 |
| 中学部1年生 (八尾支援) |
中学部2年生 (八尾支援) |
中学部3年生 (八尾支援) |
高等部1年生 (仮校舎) |
高等部2年生 (新四條畷校) |
| 中学部2年生 (八尾支援) |
中学部3年生 (八尾支援) |
高等部1年生 (四條畷校から仮校舎) |
高等部2年生 (仮校舎) |
高等部3年生 (新四條畷校) |
| 中学部3年生 (八尾支援) |
高等部1年生 (四條畷校) |
高等部2年生 (四條畷校から仮校舎) |
高等部3年生 (仮校舎) |
例えば、2027年3月に八尾支援学校を卒業する生徒は、2027年4月に高等部1年生で四條畷校に転学します。この年の8月には大阪公大高専仮校舎に移転します。さらに高等部3年進級時の2029年4月に新四條畷校に移転します。このように、当該生徒は四條畷校への進学時を含め計3回、学ぶ場所を変更しなければなりません。知的障がいのある児童生徒は、環境の変化が苦手で通学区域割による転学時に、心身の不調をきたし、不登校となるケースも少なくありません。今回の四條畷校の本校化にともなう仮校舎への一時移転にともなう、生徒への負担が懸念されます。
第2に、生徒・保護者への生活への影響です。四條畷校より北に2,7キロメートルの距離、車で15分程度遠くなることによって、通学時間が延びることになります。加えて、保護者の自宅から学校が遠くなることによって、災害時・非常時において児童生徒引き取り等のための困難が大きくなります。さらに、遠くなるために、デイサービスの送迎ができなくなり、生徒・保護者が現在契約しているデイサービスが利用できなくなる可能性があります。その場合、他のデイサービスが見つかるかと言えば、事業所から遠い居住地の利用者を新規に受け入れる事業所がどれだけあるでしょうか。また、どこも定員いっぱいで新しい事業所と契約するのは簡単ではありません。
第3に、2029年度の新しい四條畷校の開校時に大規模な通学区域割の変更が予定されており、東大阪市在住生徒が、新しい四條畷校に通学できるという保障はありません。
四條畷校の本校化に伴う、仮校舎への一時移転・通学区域割の変更があるのは仕方ありませんが、府教委として、関係する生徒がより落ち着いて通学し、保護者が安心して子どもを預けることができるよう、さらにベストな方法を検討する必要があります。
つきましては、以下の項目について要望します。
<要望事項>
(1)2025年度から2028年度の期間、四條畷校高等部校区の東大阪市在住生徒が八尾支援学校中学部および地域の中学校を卒業する時、四條畷校高等部・東大阪支援学校高等部・八尾支援学校高等部を選択できる特例を認めてください。
(2)校舎移転に伴い、デイサービス等の福祉サービスを継続して使うことができるよう、関係機関に働きかけてください。
(3)新しい四條畷校の開校時の通学区域割の変更において、四條畷校在籍生徒全員が新しい四條畷校に通学できるようにしてください。
(4)新しい四條畷校の開校に向けて、保護者・教職員・関係者への丁寧な情報提供を行うとともに、より良い学校となるよう意見を聞いてください。
(5)東大阪市に小学部・中学部・高等部のある知的障がい支援学校を新設し、小・中・高の12年間同一の学校に通えるよう条件整備を行ってください。