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更新日:2024年6月6日

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消防の広域化について

消防の広域化がもたらす効果等について、一般的な内容を紹介します。

1.住民サービスの向上

(1)初動の消防力、増援体制の充実

火災等が発生した際の初動出動台数が充実します。また、統一的な指揮のもと、応援体制も強化されるため、同時火災や中高層建築物火災に対しても、より迅速な対応が可能になります。

初動の消防力と増援体制の充実のイメージ
(出典:総務省消防庁「消防広域化関係資料」)

広域化による府内の具体事例

  • 火災初動対応(第一出動)時の出動車両数等の充実
    • 本部指揮車の追加や消防ポンプ自動車、救助工作車の増台が可能となった。
  • 同時火災や中高層建築物火災の対応充実
    • 第一出動ではしご車が出動可能となった。

(2)現場到着時間の短縮

管轄区域全体を⾒渡した、より柔軟な署所の適切配置が可能となります。また、出動指令の一本化により、現場に最も近い⾞両を向かわせることができます。

現場到着時間の短縮のイメージ
(出典:総務省消防庁「消防広域化関係資料」)

広域化による府内の具体事例

  • 現場到着時間(覚知〜到着)の短縮
    • 指揮系統の一本化により、効率的な部隊運⽤が可能となり、結果的に、最大で約5分もの時間短縮が図られた。

2.人員配備の効率化と充実

(1)現場要員の増強

本部機能の統合や通信指令センターの共同運⽤による効率化で、隊員の現場への⼿厚い配置が可能となるため、現場対応力がさらに向上し、消防⼒が強化されます。

現場要員の増強のイメージ
(出典:総務省消防庁「消防広域化関係資料」)

広域化による府内の具体事例

  • 現場への手厚い人員配置が可能に
    • 本部部⾨(指令室含む)の⼀元化により、現場活動要員を12人増強できた。
    • 署所の適切配置により、現場活動要員を5人増強できた。

(2)予防業務・救急業務の高度化・専門化

職員の専門性が強化し、災害対応⼒が向上します。また、体制の増強により、非番出動の減少にも(「働き方改革」にも)つながります。予防業務・救急業務の高度化・専門化のイメージ

(出典:総務省消防庁「消防広域化関係資料」)

広域化による府内の具体事例

  • 予防業務の充実による火災の未然防止強化
    • 人員配備の効率化により、兼任業務が減少し、各分野の⾼度化・専門化が進んだ。

3.消防体制の基盤の強化

(1)高度な消防設備、施設等の整備

⾞両や資機材の共有や共同整備により、効率的な運⽤・整備が図られるため、経費削減にもつながり、⾼度な⾞両や資機材の整備が可能になります。

高度な消防設備、施設等の整備のイメージ
(出典:総務省消防庁「消防広域化関係資料」)

広域化による府内の具体事例

  • ⾼機能消防指令センター等の整備
    • 消防救急デジタル無線及び消防指令センターの構築において、約13億円もの経費削減につながった。
  • 資機材等の整備
    • 救助資機材や特殊災害対応資機材への重複投資が避けられ、効率的な増強が可能となった。

(2)人事ローテーションによる組織の活性化等

組織が大きくなり勤務先が増え、人員も確保しやすくなることから、組織も活性化し、研修等による人材育成も可能になります。

人事ローテーションによる組織の活性化などのイメージ
(出典:総務省消防庁「消防広域化関係資料」)

広域化による府内の具体事例

  • 派遣研修の充実により消防職員の⼈材⼒が向上
    • 職員研修の計画的実施及び充実が可能となった。

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