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更新日:2024年8月2日

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ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)研究会(平成21年から27年まで)

大阪府・熊取町・京都大学では、「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)研究会」を平成21年に設置し、産学官が連携して、中性子を利用したがん治療「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」の早期実用化に向けて取組んできました。(平成28年にBNCT推進協議会に改組)

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)とは

BNCTは、からだにやさしい最先端のがん治療法!!

BNCTは、原子炉や加速器からの中性子とがん細胞・組織に集積するホウ素化合物の反応を利用して、がん細胞をピンポイントで破壊する、身体への負担が少ない最先端のがん治療法で、侵潤性の強いがん、多発・再発がんなど、現在の外科治療や放射線治療では治療が難しい難治性がんに有効です。これまで、京都大学複合原子力科学研究所(旧:京都大学原子炉実験所)を中心とし、大阪公立大学(旧:大阪府立大学)等が参画する研究グループが、医療としての承認をめざし研究を進めてきました。京都大学複合原子力科学研究所では、研究用原子炉を利用し、昭和49年以来これまで、主に悪性脳腫瘍、悪性黒色腫、再発頭頸部がんなどを対象に580例以上の医療照射を実施してきました(令和2年6月時点)。

近年、BNCTの研究が急速に進展!!

  • 京都大学を中心とする研究グループによる課題がスーパー特区(先端医療開発特区:内閣府)に採択
  • 京都大学と住友重機械工業(株)がBNCTに適した強度の中性子を発生させることができる小型加速器を共同開発
  • 大阪公立大学とステラファーマ(株)がホウ素薬剤を高品質で大量に作製できる技術を共同開発
  • 関西イノベーション国際戦略総合特区にBNCTを位置付け(京都大学複合原子力科学研究所、大阪大学、大阪公立大学)
  • 平成24年10月から、加速器BNCTシステム及びホウ素薬剤を用いた世界初の治験を開始(脳腫瘍)
  • 平成26年4月から頭頸部がんの治験を開始

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