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令和5年度大阪府公立学校教員採用選考テスト リーフレット(音声ソフト用)
これは、大阪府公立学校教員採用テストの実施にあたり、受験を希望する人の参考としていただくために作成したリーフレットを抜粋したものです。
教師という生き方
子どもと向き合い 未来を拓く
採用までの日程
- 出願受付 令和4年3月17日(木曜日)から4月22日(金曜日)まで
- 受験票交付 6月中旬
- 第1次選考実施 6月25日(土曜日)
- 1次結果発表 7月8日(金曜日)
- 第2次選考実施 7月13日(水曜日)・14日(木曜日)・15日(金曜日)・16日(土曜日)・17日(日曜日)
- 2次結果発表 8月9日(火曜日)
- 第3次選考実施
【筆答・実技】8月20日(土曜日)・24日(水曜日)・28日(日曜日)
【面接】8月下旬から10月上旬まで - 3次結果発表 10月28日(金曜日)
- 採用手続等説明会 令和4年11月から令和5年2月まで
- 採用・辞令交付 令和5年4月予定
大阪府教育委員会が求める人物像
- 豊かな人間性:何より子どもが好きで、子どもと共感でき、子どもに積極的に心を開いていくことができる人
- 実践的な専門性:幅広い識見や主体的・自律的に教育活動に当たる姿勢など、専門的知識・技能に裏打ちされた指導力を備えた人
- 開かれた社会性:保護者や地域の人々と相互連携を深めながら、信頼関係を築き、学校教育を通して家庭や地域に働きかけ、その思いを受け入れていく人
先輩からのメッセージ
東大阪市立高井田東小学校 教諭 大塚 友裕 さん
子どもたちの笑顔のために
この1年間、子どもたちの笑顔をたくさん見ることができました。コロナ禍による多くの制約の中に在っても、職場の同僚と知恵を出し合い、協同して行事や取り組みを行い、子どもたちの笑顔を生み出すという貴重な経験を得ることができました。思うようにいかず悩むこともありますが、子どもたちの「わかった!」「できた!」と喜ぶ姿が見たいという思いを原動力に、「子どもたちにとって何が一番大切か」を全力で考えて取り組むと、子どもたちも全力で応えてくれ、とてもやりがいのある仕事だと感じています。子どもたちから教えられることや学ぶことは数限りなく、子どもたちと過ごす毎日が、私を「成長」へと導いてくれます。教員になって本当によかったです。
貝塚市立第二中学校 教諭 岸本 健也 さん
つながるって楽しい
教員になってから、生徒にとって得意なことや苦手なことなどは様々で、個性の違いを感じています。生徒たちが、授業をとおして互いに協力しながら課題を解決したり、行事などで協力したりする中で、お互いのことを分かり合っていくと、生徒と生徒がつながり、クラスの雰囲気がどんどん温かくなっていきます。そんなとき、生徒の成長を感じ、とても嬉しく思います。もちろん、悩むこともありますが、共に悩んでくれる同僚や、指導をしてくださる先輩の教職員など、多くの方々に助けていただいています。このような経験をとおして、自分自身の成長を実感することもできています。皆さんも、ぜひ、大阪府で一緒に働いてみませんか。
大阪府立住吉高等学校 教諭 根津 貫太郎 さん
自分も学ぶという姿勢を大切に
教員生活が始まって最初のころは、自分が教員としてやっていけるのかとても不安でしたが、先輩教職員の方々のサポートや元気あふれる生徒たちのおかげで、慌ただしくも楽しい毎日を送っています。できないことやわからないことが多く、時には落ち込むこともありますが、「1年目の自分が最初からうまくいくわけがない。とにかく何でも経験して次はうまくやればいい。」という思いで、少しでも多くのことを吸収しようという気持ちをもって日々を過ごしています。
生徒に対する強い思いをもって接すれば生徒たちは応えてくれます。教員は、子どもの成長に関わることができ、自分も成長できる魅力ある仕事です。一緒に学び、成長していきましょう。
大阪府立西浦支援学校 教諭 小林 千紗 さん
人とつながる支援学校
4月当初は、目の前の子どもたちのために、教員として私に何ができるのか不安がありました。そんな不安をよそに一生懸命授業に取り組む子どもたちの姿をみて、教員として子どもの成長を支えていきたいとより強く思うようになりました。支援学校では個に応じた指導を大切にしていますが、学校の集団での学びを活かして「友だちと一緒だから楽しい!」と思える、子どもたちをつなぐ支援も大切にしています。
今でも授業づくりや児童対応については毎日悩むことばかりです。そのような時はティームティーチングの中で、いつでも先輩教員の姿から学び、そして相談できる環境が支援学校にはあります。ぜひ一緒に支援学校で働きましょう!
枚方市立菅原東小学校 養護教諭 河野 愛 さん
大好きな“養護教諭”という仕事
子どもたちは、しんどいとき、ケガをしたとき、イライラしたとき、困ったときなど、様々な理由で保健室に来ます。私は養護教諭として、子どもたちが保健室で休養し、少しでもホッとして教室にもどってくれるといいなという思いで、保健室を運営しています。学校では毎日いろいろなことが起こりますが、泣いたり笑ったりいろんな表情を見せてくれる子どもたちに、元気を分けてもらうこともたくさんあります。養護教諭の仕事は、学校の子どもたち全員と関わり、学年を超えて成長を見届けられる素敵な仕事です。そして、子どもたちと関わる中で自分自身も大きく成長することができます。子どもたち一人ひとりとの出会いが私にとって大切な宝物です。
吹田市立岸部第二小学校 栄養教諭 千葉 茜 さん
子どもたちの食の支えになりたい
ずっと夢だった栄養教諭として働き始めて、あっという間に1年が過ぎました。子どもたちに安心・安全でおいしい給食を届けるとともに、教職員と連携し、学校全体として食事の大切さを伝えていくためには、栄養教諭が必要だと実感しています。給食時間に子どもたちがおいしそうに食べていたり、苦手な食べものでも食べようと頑張ったりしている姿をみると、こちらも笑顔になります。
これからも、子どもたちが何事にも挑戦できる健康な体を作るため、食事の面から全力でサポートしていきたいと思います。子どもたちの今と未来に食が与える影響は大きいと考えています。栄養教諭として、子どもたちの食を共に支えていきましょう。
キャリアステージに応じた資質・能力の向上
「OSAKA教職スタンダード」は、共通に求められる資質・能力を、教員等の経験や適性、職責に応じて「第0期」から「第4期」までの5段階のキャリアステージに分けて整理しています。
大阪府では「OSAKA教職スタンダード」に基づいて、教職のキャリアステージに応じた研修体系を設け、学び続ける教員を支援しています。
- 第0期 採用時
大阪府教育委員会が求める人物像
大阪府が採用時に求める教員としての資質・能力。求められる教員像。 - 第1期 初任期
教員として基礎的な力や実践力を身に付けている。 - 第2期 ミドルリーダー発展期
知識や経験に基づき専門性を高め、積極的に実践を積み重ねる。教員としての自立期。 - 第3期 ミドルリーダー深化期
分掌や学年など校内組織のミドルリーダーとして専門性や自らの実践をもとに組織を活性化する。同僚や経験の少ない教員への指導的役割を担う。 - 第4期 キャリアの成熟期
分掌や学年など校内組織の長を担うなど学校運営上の重要な役割を担当する。豊富な経験を生かし、広い視野で組織的な運営を行う。
大阪府立岸和田高等学校 教諭 疋田 眞子 さん
生徒の成長が、自分自身の成長に!
教員になってからの5年間、とても充実した日々を過ごしてきました。そのうちの3年間は学級担任を務め、生徒たちの成長のために自分に何ができるのかを常に考え、生徒たちを長期的に見守りつつ、共感し、対話を行ってきました。また、保護者や他の教職員を含めた“学校という1つのチーム”として連携を取りながら生徒と接してきました。授業・行事・部活動等をとおして、生徒たちが自信をつけ、表情が明るくなる瞬間を見ると嬉しくなります。そのようなかかわりをとおして、自分自身も成長することができていると感じます。上手くいくことばかりではありませんが、「まだまだ学べることがある!」と前向きに捉えています。とてもやりがいのある仕事です。
高槻市立桜台小学校 首席 宇留島 拓人 さん
校務の要として貢献できるように
私は教員採用選考に合格して以降、学級担任として多くの児童と出会い、充実した時間を過ごしてきました。そのことにやりがいを感じる一方で、日々の諸問題に迅速、的確に対応する管理職の姿を見て、これまで以上に学校経営にも参画していきたいという気持ちが生まれ、首席に挑戦することを決意しました。現在は5、6年生の理科の授業を担当しながら、会議の運営や行事の調整、児童対応や経験年数の少ない教員への指導、助言などを行っています。教員の困り感に寄り添い、解決に向かうことができた時や、首席として意見具申したことで学校組織がより円滑に機能した時などには、担任をしていた時とは別のやりがいを感じることができています。
大阪府立岬高等学校 教頭 橋本 公貴 さん
教員も生徒と「ともに学び、ともに育つ」
教諭、首席、教頭を経験する中で障がいのある生徒、外国にルーツのある生徒、LGBTQ、家庭環境にさまざまな背景のある生徒など、多くの子どもたちと向き合ってきました。また、その青春に関わってきました。いまの子どもたちは私たちの子ども時代よりもグローバル化、情報化が加速し、激しく変化する予測困難な社会を生きていかなくてはなりません。私たち教員がその子どもたちに何ができるのか、一緒に考えていきませんか。
教員生活に不安を感じる方もいるかもしれませんが、子どもの背景や状況をしっかり見て、寄り添い、共感し、ともに楽しむことができれば大丈夫です。子どもが好きで、熱意のある方、一緒に大阪の教育をつくっていきましょう。
太子町立山田小学校 校長 西野 直美 さん
「子どもたちのために」取り組んで
中学校教諭として、教科指導と学級経営そして部活動に全力で取り組みました。11年目に首席となり学校全体を見る立場になり視野が広がりました。その後、教育委員会で6年間勤め、学校運営について様々な角度から考える経験をしました。現在、山田小学校長として、2年目をむかえています。初めての小学校、コロナ禍の状況の中、教職員と共に「子どもたちのため」にどうすればより良いものになるかを考え、日々奮闘しています。毎日の生活や行事をとおして、子どもたちのわずかな成長にも喜びを感じます。教職員はもちろん、地域の方々や関係機関の協力もいただきながら、学校全体が活性化していく過程にやりがいを感じています。
特別選考(障がい者対象の選考)
大阪府では、障がいのある方に対して、特別選考(障がい者対象の選考)を行います。障がいにより受験者が不利になることがないよう合理的配慮を行います。是非、大阪府の教員採用選考を受験してください。
資格要件は身体障がい者、精神障がい者、知的障がい者のうち、受験案内に記載の障がい者手帳等の交付を受けている方です。障がい者対象の選考は第2次選考(面接)からの受験となります。
対象は募集しているすべての校種等・教科(科目)です。
詳しくは受験案内に記載しています。出願の際は必ずご確認ください。
受験上の配慮事例
- 肢体に障がいのある方:多目的トイレのある会場での受験、車椅子が利用可能な教室での受験、試験会場の駐車場使用許可
- 聴覚に障がいのある方:配席上の配慮、試験係員の発言事項の配付、手話通訳者の配置
- 視覚に障がいのある方:試験会場内の誘導、点字・拡大文字による出題、視覚補助具の使用許可
- 精神・知的に障がいのある方:漢字にルビを付して出題、面接員等に特性を伝達、感覚過敏の緩和のための耳栓等の使用許可
合理的配慮の内容や方法については、出願時に配慮を希望された方から状況をお聞きしたうえで、大阪府教育委員会にて決定します。
配属後の配慮
受験時だけではありません!
採用後、例えば、配属先の府立学校において、障がいの特性や状況に応じて、様々な合理的配慮(相談しやすい体制づくり、廊下に物を置かないなど安全上の配慮、聴覚障がいのある人に対してメールや筆談による業務指示・連絡等)を行っています。
誰もが働きやすい職場環境のために
障がい者対象の選考で合格・採用された教諭
大阪府立中央聴覚支援学校 教諭 明石 慈英 さん
自分の経験を武器に
私は日々子どもと多く話すことを心がけ、私自身が障がいのある当事者として経験してきたことを子どもたちに伝えられるよう意識しています。また、子どもたちには「自分が困っているときに『助けて』と言えるようになろう」と伝えています。私の経験から、「私が教員採用選考テストを受験した際に配慮を申し出たこと」「そのことによって、手話通訳が配置され、面接員の言葉を漏れなく確実に理解して、『このような教員になりたい』という思いを伝えることができ、喜びを感じたこと」を子どもたちに伝えました。
手話のある環境の中で、子どもの10年後を考えながら、授業やクラスを作り上げていく楽しさ、難しさを感じながら、私は毎日挑戦し続けています。皆さんもぜひ、大阪府で一緒に働きましょう。
がんばっています!大阪の教育。
小・中学校
小・中学校で、子どもたちの力をしっかり伸ばします
小・中学校では9年間をとおして、すべての子どもにこれからの社会で求められる確かな学力をはぐくむとともに、互いに高めあう人間関係づくりをすすめています。
少人数学級編制や少人数・習熟度別指導など個に応じた指導方法の工夫改善を図っています。
また、英語教育や道徳教育等、今日的な教育課題に対応した先進的な教育実践の充実を図っています。
高等学校
「卓越性」と「公平性」を両立し、「多様性」の尊重を追求する府立高校づくりをすすめます
府立高校では、「これからの日本をリードし、世界で活躍できる骨太のグローバル人材」とともに、「一市民として社会的経済的に自立して生きていく人材」を育成しています。
そのため、英語教育・理数教育やキャリア教育などの充実のみならず、グローバルリーダーズハイスクールやエンパワメントスクールなど自校の社会的使命を明確にした学校づくりをさらにすすめ、すべての生徒の「学び」を保障していきます。
支援学校
障がいのある子ども一人ひとりの自立を支援します
府立支援学校では、「個別の教育支援計画」等を活用して、幼・小・中・高の子ども一人ひとりの教育的ニーズをふまえた指導・支援を行うとともに、自立と社会参加の促進に向け、関係機関と連携し、切れめない一貫した支援体制の充実を図っています。
また、支援教育のセンター的機能を発揮し、小・中学校・高等学校等と連携しながら、障がいのある子どもたちをしっかりと支援しています。
「ともに学び、ともに育つ」教育の推進
大阪府では、地域の小・中学校等において、障がいの有無に関わらずすべての子どもたちが自らの可能性を最大限に伸ばすことを大切にしながら、ともに学んでいます。高等学校の入学者選抜においては、障がいの状況に応じて受験上の配慮を行っています。さらに、知的障がいのある生徒が高等学校で学ぶ取り組みとして知的障がい生徒自立支援コースや共生推進教室を設置するなど、障がいのある生徒と周囲の生徒がともに学び、相互理解の促進に努めています。
教育コミュニティづくりの推進
大阪府では学校・家庭・地域が連携し、地域の子どもを地域で育てるためのネットワークづくりとして、教育コミュニティづくりに取り組んでいます。教育コミュニティづくりでは、登下校の安全見守りや授業支援などの「学校支援活動」、放課後や週末等の子どもの安全で安心な居場所づくりとしての「おおさか元気広場」、保護者が子育てについて学ぶ親学習と訪問型家庭教育支援による「家庭教育支援」の3つの活動を推進しています。
外国人児童・生徒が本名を使用できる環境づくり
各学校において、在日韓国・朝鮮人児童・生徒をはじめ、中国、ベトナム、フィリピンなどすべての外国人児童・生徒が本名を使用できる環境づくりをすすめています。
合格者対象セミナー
合格から採用までの数か月は、4月から始まる教員生活に向けた大切な期間です。自信を持って子どもたちの前に立つことができるよう、合格者対象セミナーを開催しています。セミナーに参加し、教員としての自覚を高め、教員生活のスムーズなスタートを切るための準備をしましょう。
おおさか教志通信 大阪の熱中先生をめざす人のためのメールマガジン
大阪府の教員をめざす皆さんに、実施状況のお知らせなど教員採用に関する様々な情報を配信中です!ご登録お待ちしています。
過去に出題された試験問題の入手方法はコチラ!
平成30年度以降の教員採用選考テスト問題(実技テストの内容を含む)は、「府政情報センター」において、閲覧およびコピー(有料)することができます。
なお、下記ホームページでも公表しています。
府政情報センター(大阪府公文書総合センター内)
住所:大阪市中央区大手前2丁目 大阪府庁本館5階
最寄り駅:Osaka Metro谷町線・中央線「谷町四丁目」駅(1A番出口)
Osaka Metro谷町線・京阪本線「天満橋」駅(3番出口)
電話:06―6944-8371
FAX:06-6944-3080
利用時間:午前9時から午後5時15分まで(土・日・祝・年末年始を除く)
教員採用選考テストのホームページはこちら(過去の試験問題は各年度のページからご確認いただけます。)
受験案内について
〔ホームページからのダウンロード〕
大阪府公立学校教員採用選考テストのページ 受験案内のダウンロードはこちら
※このホームページから、電子申請(インターネットによる出願)を行うことができます。
(出願期間:令和4年3月17日(木曜日)10時から令和4年4月22日(金曜日)18時まで)
※障がいなどにより電子申請による出願が困難な方は、問い合わせ先(府民お問合せセンター「ピピっとライン」電話:06-6910-8001)まで連絡してください。
〔郵送での請求〕
140円切手を貼った返信用封筒(角形2号(33×24cm程度))を同封のうえ、下記あて先に請求してください。
〒540-8571(住所不要)
大阪府教育庁 教職員室 教職員人事課 採用グループ 受験案内請求担当
※点字版の受験案内をご希望の方は、問合せ先までご連絡ください。
〔問合せ先〕
府民お問合せセンター「ピピっとライン」
電話 06-6910-8001
FAX 06-6910-8005