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テレワーク体験実習の開催について
府教育庁では、府立支援学校に通う生徒の社会的自立を促進する為に、就労支援に関する様々な取組みを進めております。
「働きたい」という意欲はあるものの、障がいの状況等により、通勤の困難性や職場環境の問題から、就職の断念や就職先の選択肢が制限されてしまうケースがあります。
こうした状況への対応として、すでに障がい者のテレワーク雇用の実績がある株式会社D&I(外部サイトへリンク)の協力のもと、令和元年度より府立堺支援学校をモデル校としてテレワーク雇用に向けた取組みを実施しております。
今年度は更に、NULアクセシビリティ株式会社にもご協力いただき、令和2年9月7日(月曜日)から11日(金曜日)の間に、「テレワーク実習」「実務体験」を実施いたしました。
「働くとは?テレワークとは?」との基本的な講義、ビジネスマナー体験、Web会議体験、テレワーク実習など、会社の実際の業務を学び・体験する貴重な学びの場となりました。
コロナにおける、新しい生活様式にもとずくテレワークを中心とする障がい者の新しい働き方の実践やノウハウ等を大阪府から全国へ発信していきたいと考えております。
ご協力いただいた、株式会社D&I(外部サイトへリンク)、NULアクセシビリティ株式会社及び府立堺支援学校の皆様、ありがとうございました。
【生徒の感想】
- 色の識別機能アプリを使って、スポイトで色の採取をするのがとても大変なことがわかった。
- 障がい者支援サポート機能がホームページについていることもわかり、勉強になった。
- リモートや学校に来てくれた会社の人といろいろ話せたのが楽しかった。また機会があれば参加してみたい。
【保護者の感想】
- パソコン初心者の息子には、少し難しいかな?とも思いましたが、こんな仕事もあり、こんな働き方もできる!ということを知れた体験ができたのは、これから仕事を選ぶうえで、良い、経験になったと思う。
【教員の感想】
- コミュニケーションが苦手だったり、通勤ができなかったりする生徒がいる。進路の選択肢をひろげて欲しいと期待している。