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高度処理水を用いて栽培した「なぎさ米」
「なぎさ米」について
当事務所が所管する、淀川左岸流域下水道 渚水みらいセンターにおいて、平成13年度から5年間、“試験田”として、下水の高度処理水を稲作用水として活用することの検証(各種試験)を地元と協働で行ないました。その結果、農作物・食品の品質評価を行う「食とみどりの総合技術センター(現 環境農林水産総合研究所)」から、安全面・品質面ともに高い評価を受けました。また、これらの取り組みは平成17年度国土交通大臣賞の「いきいき下水道賞(下水道有効利用部門)」を受賞しております。それらを踏まえ、平成18年度からは“体験田”と称し「田植え・稲刈り」を地元の小学生に体験してもらうなど、環境学習の一環として取り組んでおり、現在も継続して実施しています。なお、“体験田”にて栽培・収穫されたお米は『なぎさ米』と名付け、下水道のPRイベントで利用しています。
体験田の様子(田植え・稲刈り)
環境学習として小学生による田植え・稲刈りの体験授業を、地元の土地改良区のご協力により行っています。
BISTRO下水道への参加
BISTRO下水道とは?
下水処理水・汚泥といった下水道資源は農業に貢献できる大きなポテンシャルがあり、全国で様々な取り組みが行なわれています。BISTRO下水道はそういった取り組みをしている各団体が情報交換をする場として、国土交通省を中心に作られ、下水道展などでPRされています。
「下水道展’16名古屋」にて「なぎさ米」を提供しました
平成28年7月26日から29日に愛知県名古屋市において「下水道展‘16名古屋」が開催されました。BISTRO下水道では下水道資源を活用し栽培した農作物を使った料理を提供する企画があり、本事務所からは「なぎさ米」を提供し、佐賀市の佐賀海苔とコラボし、名古屋名物海老天むすとして特別メニューで提供されました。
H28ハロウィンスイーツ企画
ハロウィンは10月末に行われるイベントとして日本でも、定着しつつあります。今回「なぎさ米」を製粉機にかけ米粉にし、長野県のパティシエさんに米粉を使ったハロウィンスイーツ(写真・左:フルーツのフラン、右:ハロウィンカラーのプチマドレーヌ)を作成していただきました。また、レシピについてもご提供いただきましたので下記リンクにてご覧ください。