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トンボの生態観察とヤゴ放流の集い
当事務所が所管する、淀川左岸流域下水道 渚水みらいセンターには、水や緑と触れ合える“いこいの広場”があり、多くの府民の方々に利用していただいています。いこいの広場に隣接する池の周辺一体をトンボの楽園になるよう目指しています。このイベントは、主に小学4年生を対象として、子供たちに、水みらいセンターが水環境保全のための役割を担っていることを理解してもらうと共に、命の大切さを学習してもらうことを目的に平成3年度から取り組んでいます。
実施報告
「第3回トンボの生態観察」
7月17日に行われた第2回生態観察に引き続き、10月17日に第3回目のトンボの生態観察を行いました。当日の様子についてお伝えいたします。
この日は気温が高く、夏に戻ったような暑さでした。例年と比べてトンボの数は少なかったものの、コノシメトンボやコフキトンボなど11種類68匹のトンボを確認することができました。
「第2回トンボの生態観察」
トンボの生態観察を令和6年7月17日 (水曜日)に行いました。当日の様子についてお伝えいたします。
渚水みらいセンターでは、多くの種類のトンボを観察することができます。この日は12種類80匹以上のトンボを確認することができました。
小学校のプールから救出し、5月に放流したヤゴたちもトンボに成長し大空を飛んでいることでしょう。
「トンボの生態観察とヤゴ放流の集い」
令和6年度は5月23日(木曜日)に小学校の方(117名)に参加していただき開催いたしました。当日の様子についてお伝えいたします。
イベントのプログラム
- トンボのおはなし
関西トンボ談話会の先生によるクイズを交えての楽しいお話です。
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ヤゴ放流(屋外)
いろいろな学校から救出されたヤゴを渚水みらいセンターの安定池に放流しています。
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ヤゴとのふれあい(屋外)
実際にヤゴと触れ合うことを体験してもらいます。
渚水みらいセンターで下水をきれいにしている活性汚泥(微生物たち)を実物やモニターで拡大したりして紹介しています。 -
顕微鏡でトンボを観察(管理棟)
トンボの眼や体や羽を顕微鏡を使って観察しています。
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トンボ・ヤゴの標本展示(管理棟)
様々なトンボとヤゴの標本を展示しています。
トンボ観察ガイド 渚水みらいセンターで見られるトンボを紹介
渚水みらいセンターでは、平成3年(1991年)からセンター内のトンボの生息調査(春期・夏期・秋期)を続けてきました。これまでの調査で、大阪府内で記録のあるトンボの約半数にあたる44種類のトンボが確認されています。
- 渚水みらいセンターで記録されたトンボ(1991年~2020年の推移)はこちら(PDF:741KB)
令和2年には調査開始から30年となることから「トンボ観察ガイド」(A3両面カラー2つ折り+3つ折りのリーフレット)を作成しました。イベント等での配布の他、ご希望の方には渚水みらいセンター入口(守衛室)でお渡しいたします。 - 「トンボ観察ガイド」はこちら(PDF:2,615KB)
「トンボの楽園」のあるいこいの広場は、府民の皆さんに開放しています。
トンボの楽園 案内看板
トンボ観察ガイド
処理水の流れるせせらぎもトンボや水生生物の観察ポイントとなっています。ぜひ、環境学習の場としてご活用ください。
- 開放時間:午前9時から午後5時まで
- 休園日:年末年始
学校のプールのヤゴの救出にご協力ください
春、小学校などのプールにはトンボが卵を産んでいるため、たくさんのヤゴ(幼虫)が生きています。しかし、水泳の授業に向けてプール掃除をすることでヤゴたちは全て死んでしまいます。
そんなヤゴを学校のプールから救出し、渚水みらいセンターにある池(安定池)に放流することでヤゴの命を救えます。
渚水みらいセンターでは、環境学習、命の大切さを学んでいただくために、毎年「トンボの生態観察とヤゴ放流の集い」を開催し、トンボが飛び交う下水処理場になるよう取り組んでいます。
イラストで解説
ヤゴを放流してみませんか
学校のプールのヤゴを救出していただければ、放流場所を提供いたします。
お気軽にお問い合わせください。
渚水みらいセンター Tel:072-855-0600
Fax:072-868-7100
Mail:tobugesui-g07@sbox.pref.osaka.lg.jp