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更新日:2024年5月24日

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排出量等の状況

大阪府では、「2030大阪府環境総合計画」を踏まえ、府域における2030年度の化学物質届出排出量を2019年度実績値より削減する目標を掲げ、化管法(特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律:PRTR法)及び府条例(大阪府生活環境の保全等に関する条例)に基づき、化学物質の排出量の削減に取り組んでいます。
また、府内事業所から届け出られた化管法及び府条例の排出量等の概要を掲載するとともに、事業所毎の届出データを集計し、公表しています。

2022年度の排出量等について

化管法及び府条例に基づき届出があった最新年度(2022年度)の大阪府域における化学物質の排出量等や、排出等削減の取組事例をとりまとめています。

大阪府域における2022年度の化学物質の排出量等について(PDF:1,119KB) 大阪府域における2022年度の化学物質の排出量等について(ワード:616KB)

1.排出量について

排出量は、長期的には減少傾向にあります。
2022年度の届出排出量は9,306トンであり、2021年度比では10.5%減少し、大阪府で掲げる目標の基準年度である2019年度比では18.8%減少したことから、「府域における2030年度の化学物質届出排出量を2019年度実績値(1.15万トン)から削減する」目標を達成しています。
排出先については、大気が94.9%、公共用水域が5.1%でした。
また、光化学スモッグの要因物質である揮発性有機化合物(VOC)の届出排出量は、全体の約9割を占め、2021年度比で9.6%減少しました。
2008年度から2022年度の排出量の推移

2.移動量について

2022年度の届出移動量は22,418トンであり、2021年度比で11.3%減少しました。
内訳については、廃棄物が98.9%、下水道が1.1%でした。
2008年度から2022年度の移動量の推移

3.化学物質管理計画書等の届出について

化学物質の適正管理のため、府条例に基づき、事業者は化学物質の管理計画書や、管理目標及び達成状況を届け出ることとしています。
管理計画書は、届出制度を開始した2009年度から2023年度までに、721事業所から届出がありました。
管理目標及び達成状況は、2023年度に576件の届出がありました。届出事業所の4割以上の事業所がVOCを対象物質として選び、管理の改善方法は、排出量や取扱量の削減が中心になっています。

4.事業者への立入検査等による指導・助言

大阪府及び事務移譲市町村は、事業者の化学物質排出削減等の取組みを促進するため、届出排出量の多い事業所を中心に立入検査等により届出内容を確認し、排出等削減に向けた取組みの指導・助言や、具体的な対策事例の把握を行いました。2023年度の立入件数は、91件でした。
今後も引き続き、環境リスクの低減に向け、対策事例の情報提供等を行うことにより排出等削減の取組みを促進します。

排出量及び移動量等の届出データ

府条例に基づく把握が始まった2008年度以降について、排出量及び移動量等の各種届出データに係る集計結果を掲載しています。(2024年3月31日更新)

排出量及び移動量については、毎年度、前年度実績に係る届出を受理するとともに、過年度実績(5年間)についても変更届出等を受け付けています。2023年度は、2022年度実績の届出とともに、2017年度から2021年度までの実績について変更届出等を受け付けたため、2017年度以降のデータを更新しました。

【参考資料】
過去のとりまとめ結果

過去の毎年度の公表資料を掲載しています。上記の理由により、「過去のとりまとめ結果」に掲載しているデータは、掲載後に更新されているため、最新のデータは「大阪府域における2022年度の化学物質の排出量等について」または上記の届出データを御覧ください。

関連資料

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