ここから本文です。
水環境保全分野の目標と主な政策
1 目標
(1)長期的にめざすべき姿
澄んだ川、豊かな海がある大阪を実現し、水資源の持続可能な利用や豊かな生態系が維持されている。
(2)2030目標
河川BODの生活環境保全目標の達成をめざす。
海域における底層DOの改善をめざす。
大阪湾奥部における水質改善・生物が生息しやすい場の創出等の環境改善の取組みを推進する。
2 主な施策
(1)公共用水域常時監視
公共用水域及び地下水の水質を常時監視し、生活環境保全目標の達成状況など環境の状況を把握するとともに、環境データをわかりやすく情報提供し、健康被害等の未然防止を図るほか、環境省からの受託により大阪湾の水質等の調査を実施する。
また、府民が河川等の環境データを活用して環境保全活動に取り組める環境教育資材を検討し、市町村等と連携して活用を促進する。
(2)ダイオキシン類常時監視
ダイオキシン類について、府域の環境状況を継続的に把握し公表する。
(3)水質汚濁防止の事業所規制
水質汚濁防止法、瀬戸内海環境保全特別措置法、ダイオキシン類対策特別措置法及び大阪府生活環境の保全等に関する条例に基づき、事業所に対して水質汚濁物質等の排出規制及び有害物質の地下浸透規制を行い、生活環境保全目標の達成及び有害物質による地下水汚染の未然防止を図る。
(4)総量削減計画の進行管理
「化学的酸素要求量、窒素含有量及びりん含有量に係る総量削減計画」に基づき、府域から発生し大阪湾に流入する化学的酸素要求量(COD)、窒素(T-N)、りん(T-P)の量を削減し、閉鎖性水域である大阪湾の水環境の改善を図る。
(5)豊かな大阪湾の創出に向けた取組みの推進
「瀬戸内海の環境の保全に関する大阪府計画」に基づき、豊かな大阪湾の創出に向けた取組みを推進する。
大阪湾沿岸23自治体で構成する「大阪湾環境保全協議会」において、大阪湾の環境保全を啓発する。
大阪湾再生推進会議(事務局:近畿地方整備局)が策定した「大阪湾再生行動計画」に基づき、水質一斉調査などを実施し、関係機関と連携しながら大阪湾の水質改善を推進する。
大阪湾奥部における環境改善モデル設備の設置状況
子ども向け啓発シリーズ動画
(6)生活排水対策の推進
河川等の良好な水環境を確保するため、生活排水の負荷量の削減を図る。