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大阪の夏の状況(災害並みといわれた2018年度「夏」
気温
- 2018年(平成30年)の気温は平年(1981(昭和56)年から2010(平成22)年までの30年間の観測値の平均)に比べて7月がかなり高く、大阪観測点(大阪市)の月平均気温29.5℃は1883(明治16)年の統計開始以来7月の月平均気温としては高い方から2位の記録でした(1位は1994(平成6)年の29.9℃)。
- 7月19日には大阪観測点の日最高気温は38.0℃となり、7月としては統計開始以来1位タイの値を記録しました(同じ値は1994(平成6)年7月16日に観測)。
- 8月22日には堺観測点(堺市)で地点観測史上最高の気温39.7℃を記録しました。
急搬送人員数
月別救急搬送人員数
- 2018年の大阪府域の熱中症救急搬送人員数は7,138人であり、例年に比べ倍増しています。また月別にみると、特に7月が4,432人と最も多くなりました。
各年 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
2019(令和元)年 |
255 |
283 |
1,172 |
2,724 |
748 |
5,182(うち死亡14) |
2018(平成30)年 |
133 |
323 |
4,432 |
1,960 |
290 |
7,138(うち死亡12) |
2017(平成29)年 |
166 |
224 |
1,774 |
1,311 |
115 |
3,590(うち死亡1) |
2016(平成28)年 |
155 |
209 |
1,516 |
1,509 |
301 |
3,690(うち死亡3) |
2015(平成27)年 |
141 |
173 |
1,422 |
1,894 |
84 |
3,714(うち死亡9) |
2014(平成26)年 |
- |
289 |
1,190 |
844 |
148 |
2,471(うち死亡2) |
出典)消防庁「熱中症による救急搬送の状況
年齢別・発生場所別の熱中症救急搬送人員数(2018(平成30)年)
- 傷病程度別にみると、死亡12人、重症50人、中等症1,567人、軽症が5,506人となっていました。
- 年齢区分別では65歳以上の高齢者が47.6%と半数近くを占めていました。
- 発生場所別では最も多いのは住居で全体の約4割となっていました。次いで、道路が約2割、公衆(屋内)、公衆(屋外)、仕事場がそれぞれ約1割、教育機関が1割弱を占めていました。
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