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「大阪府自殺対策計画」の策定について
大阪府では、自殺対策基本法や国の自殺総合対策大綱を踏まえ、平成24年に「大阪府自殺対策基本指針(以下、「基本指針」という。)」を策定するとともに、「大阪府自殺対策審議会」を設置し、保健、医療、福祉、教育、労働、法律その他の関係機関・団体等と連携し、総合的に自殺対策を進め、誰もが生きがいや希望をもって暮らすことのできる社会の実現をめざしてきました。
その結果、平成11年のピーク時には府内で2,358人であった自殺者数が、平成29年には1,201人にまで減少するなど、取組みは着実に成果を挙げてきました。しかしながら、令和2年の自殺者数は1,409人と、前年より178人増加し、いまだに1日に約3から4人の方が自殺により亡くなっています。
このような状況を踏まえ、府では、これまで進めてきた基本指針をより充実させ、「誰もが自殺に追い込まれることのない社会の実現」をめざし、自殺対策を総合的かつ効果的に進めていくために、計画期間を令和5年度から10年度までとする「大阪府自殺対策計画」を令和5年3月に策定しました。
主な内容
第1章 基本的事項
第1節 計画の趣旨
第2節 基本理念
第3節 計画の位置付け
第4節 計画の期間
第2章 自殺対策の現状
第1節 大阪府の自殺の現状
- (1)自殺者数及び自殺死亡率の推移
- (2)年齢階級別自殺者数の推移
- (3)職業別自殺者数の推移
- (4)原因・動機別自殺者数の推移
- (5)うつ等や自殺に関する府民の意識
第2節 これまでの取組み
- (1)重点的な施策ごとの取組み
- (2)事業の達成状況
- (3)目標の達成状況
- (4)今後の課題
第3章 基本的な考え方
第1節 基本的な認識
- (1)自殺は、その多くが追い込まれた末の死である
- (2)自殺は大きな社会問題であり、あらゆる主体が連携し、府域全体で対策を推進する
第2節 基本的な方針
- (1)生きることの包括的な支援として取組む
- (2)府民一人ひとりの問題として取組む
- (3)社会的要因を踏まえて取組む
- (4)事前対応、危機対応、事後対応ごとに取組む
- (5)自殺の実態に基づき継続的に取組む
- (6)関連施策との有機的な連携を強化して総合的に取組む
- (7)市町村、関係団体、民間団体等との連携・協働を推進する
第3節 重点施策
第4節 全体目標
第5節 施策体系
第4章 具体的な取組み
【重点施策1】府民のこころの健康づくりを進める
【重点施策2】府民一人ひとりの気づきと見守りを促す
【重点施策3】社会的な取組みで自殺を防ぐ
【重点施策4】自殺対策に関わる人材の養成及び資質の向上を図る
【重点施策5】適切な精神科医療を受けられるようにする
【重点施策6】自殺未遂者の再度の自殺企図を防ぐ
【重点施策7】遺された人の支援を充実する
【重点施策8】自殺の状況に関する調査・分析を推進する
【重点施策9】関連施策との有機的な連携と民間団体等との協働を推進する
【重点施策10】地域レベルの実践的な取組みを支援する
【重点施策11】子ども・若者の自殺対策を推進する
第5章 推進体制等
第1節 大阪府における推進体制
- (1)大阪府自殺対策審議会
- (2)大阪府自殺対策推進本部
- (3)大阪府自殺対策推進センター(大阪府こころの健康総合センター)
第2節 計画の進捗管理等
第3節 計画の見直し
資料編
- 大阪府の自殺の状況に関するデータ
- 府民調査の結果(概要)
- 基本指針における取組みと事業の達成状況
- 計画における取組み(事業)
関係資料
大阪府自殺対策計画
- 概要版 概要版(PPT:98KB)/概要版(PDF:204KB)
- 本文 本文(ワード:2,266KB)/本文(PDF:2,931KB)
- 資料編 資料編(ワード:21,180KB)/資料編(PDF:2,547KB)
パブリックコメントの実施
令和5年2月4日から3月6日まで、「大阪府自殺対策計画(案)」に関するパブリックコメントを実施しました。
「大阪府自殺対策計画(案)」に対する府民意見等の募集について
「大阪府自殺対策計画(案)」に対する府民意見等の募集結果について
「大阪府自殺対策基本指針」(平成30年3月策定)
問い合わせ先
大阪府健康医療部保健医療室 地域保健課 精神保健グループ
電話 06-6941-0351(内線2526)