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更新日:2012年4月16日

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平成24年度第7回大阪府戦略本部会議 議事概要【議題1】

議題1 大阪都市魅力創造戦略(素案)及び大阪の観光戦略(素案)について

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資料1-1 大阪都市魅力創造戦略(素案)

大阪都市魅力創造戦略(素案)(PDF:757KB)

大阪都市魅力創造戦略(素案)(PPT:1,848KB)

資料1-2 大阪の観光戦略(素案)

大阪の観光戦略(素案)(PDF:350KB)

大阪の観光戦略(素案)(PPT:864KB)

※資料に基づき、府民文化部から説明

【小河副知事】

  • 全体的に大阪の歴史性という観点が入っていないように感じる。例えば難波宮の跡について、個人的には復元すべきだと思うが、すぐにはできないので、イベントなどを通じて、筋道をつけて進めていかないといけないと思っている。大阪がどういう歴史を展開して成り立ってきたのかを知ることができると、おもしろい観光資源になるのでは。
  • 目立つことばかりしているイメージがある。そういった地道なことも必要。
  • また、大阪観光局というのは、府市の事業をするのか、それだけでなく今府内で展開している事業まで含むのか。

【府民文化部】
大阪観光局という名称が紛らわしいが、行政組織ではなく、民主導、民主体の組織と考えている。事業についても、当面は府市の戦略に基づき、資料に記載した事業を展開してもらわないといけないが、それ以外の事業であっても、例えば現状民主導で行っている事業や、観光局のトップが必要と考える事業についても進めていってほしい。

【小河副知事】
市域でなくても、府内の取り組みを支援していく必要がある。具体的に今動きがあるのは竹内街道。来年1400年であり、奈良まで含めて沿線の市町村の首長の間で非常に盛り上がっている。行政がある程度下支えしながら、民の力を借りて進めようとしている。そのようなものはどのように扱うのか。観光局と別に進めるのか、その中で進めて行くのか、よくわからない。

【府民文化部】
府市、行政オリジナルで、固有のものとしてしなければならない事業については、引き続き我々都市魅力創造局が担っていくが、それ以外のオール大阪で取り組む観光に関わる事業は基本的に大阪観光局に委ねたいと思っている。

【小河副知事】
先ほど言ったようなものは、観光局にかかわってもらうことになるのか。

【府民文化部】
竹内街道の取組みについても、観光局に関与してもらうことが望ましいと思う。これから選出する観光局のトップの方針に基づいて協議していこうと思っている。

【総務部長】
観光局を民主導でやるのはよいが、行政はその組織に入らないのか。

【府民文化部】
基本的に構成メンバーとして行政が入る予定はない。

【府民文化部長】
観光局はバーチャルな組織。大阪で認められる唯一の公的な観光組織。一応行政としては、このような仕様でこんなことをやってほしいと示すが、それに対する観光局からの提案を受けて、その提案を審査した上で行政として予算化すべきものは予算化する。先ほど話のあった市町村の振興をめざした観光についても、同様。実行は観光局になる。

【小河副知事】
歴史的なものを観光資源に育てるのが目的。地元の首長さんや歴史街道に参画している団体といっしょに進めている事業にも声をかけなければならないのか。それはそれで別に進めていけばよいのではという考え方もある。観光局の取組みにからませないといけないのか、よくわからない。

【府民文化部長】
まず観光局のトップを決め、トップの意向を聞きながら、何をやらないといけないのかについて決める。最初からすべてはできないので、重点的に取り組むところを示し、それに対する提案を受けるという方式で進めていきたい。

【小河副知事】
グランドデザインを大阪市域外に広げるにあたって、府県界までを考えるのではなく、山を越えた範囲まで意識しようとしている。生駒山系や和泉山系の緑だけでなく、歴史といった観光資源になりそうなものまでそこに入れようとしているので、観光局の関与の仕方について一度整理してほしい。

【府民文化部】

  • 改めて個別に議論させていただくが、関西広域連合で取り組むべき府県域を跨ぐ事業の場合は、観光局が事業化するものもあれば、それ以外の民間又は市町村が実施する事業もある。
  • ただ、観光局は少なくとも情報を把握し、情報発信を一元化して進めていくという意味で関与するということもある。

【小河副知事】
府と大阪市が主体として進めてきた事業が中心となり、あとは色んな情報を発信する、助けを求められれば助けるといったことでもよいのでは。

【府民文化部】

  • 行政オリジナルのものは別にして、と言ったが、行政固有のインフラ整備などは府が担わなければならないと思っているが、それ以外の民間でできるものについては、基本的に民間に委ねていこうと。
  • その中で、すべてを大阪観光局でするのではなく、民間主導で実施しているものについては、そのままお願いしていこうといった観点でも仕分けをしていきたいと考えている。

【総務部長】

  • これから、そういったところを詰めてもらったらいいと思う。
  • ただ、観光局の役割がはっきりしないし、観光コンベンション協会との棲み分けをどうするのかという点もある。部の話にもあったが、観光局という名称は行政組織のイメージがある。まだ、素案なので、検討をしてほしい。

【綛山副知事】

  • 府市がそれぞれ観光施策を進めてきたが、府市統合の議論の中で、府市がもっと連携して、より効果的かつ効率的に事業を進めようと議論してきた。
  • その延長線上で、行政がすべてを仕切るのではなくて、府市の組織を合体して観光局という行政組織をつくるのではなくて、観光、都市魅力は行政だけの問題ではないので、民主導で、府民参加の下に、市民参加の下に、企業を入れて、バーチャルな組織、観光局をイメージしようと。
  • その観光局をつくった上で、既存の観光の取組みにうまく入り込んで、大阪トータルの観光の組織体にすることで、より効果を上げて行こうと。
  • その結果、観光局という名称に抵抗感があるのであれば、新しい名称にすればいいという話。
  • 経過を踏まえた説明をしないと、突然観光局の話が出てきたように思われると、わかりにくくなる。

【木村副知事】
観光局のトップの人選とか実際に機能し始めるにあたっての工程などについては、どのようなイメージを持っているか。

【府民文化部】

  • まだ素案をこの場に出したばかりであり、これから府議会で議論をする予定。
  • 府議会での議論、意見をいただいた後に、具体的に人選を含めた組織化に向けた動きをしていきたい。人選に当たっても、広く提案をしていただいて、その中身を審査することで、適確な人を見つけていきたいと考えている。

【木村副知事】
観光局の機能について、まだイメージの段階であり、提案していただくにしても、提案する側も大変だと思う。もう少し形を整理しないと、かなり大変な作業だと思うので、早めにもう少し詰めるべき。特に公の金が入るわけだから、評価するといっても、府市の人間が全く入らない中で、そのお金が実際にどのように使われているのか、きっちりとした管理ができるのか見えてこない。今後もう少し詰めていただくということだと思うが。

【府民文化部】
観光局については、府市だけで設立し、担っていくのではなく、広く経済界・企業の協賛と参画を得たいと思っている。そういう調整も合わせて進めていきたいと思っている。

【政策企画部長】
ビジットロンドン、シンガポール観光局など、いろんな組織イメージがある中で、最終的にどのイメージの役割を担うのかが見えないから、みなさん混乱している気がする。

【府民文化部】

  • ロンドン・アンド・パートナーズ、香港、シンガポールの観光局については、公が設置する団体。ただ、大阪の場合は、観光事業についても、水都の事業についても、府・市・経済界が一体となり、連携しながら進めてきた。純粋に他の組織をベースにすることはできず、先ほど言ったように、経済界の参画を得て、ということを基本にしたい。
  • なお、既存の団体で、都市魅力とか、観光にかかわる組織があるが、それありきではなく、純粋に大阪観光局の姿を追求していく中で、現組織の中で活用できるスキームがあれば、どんどん利用していく予定。

【総務部長】
先日の知事と市町村長との協議の場で、グランドデザインの話であったが、大阪市のことだけになっているので、府域全体を、という話、強い意見が出た。これから外へ向かって説明をすると思うが、市長会と町村長会にもぜひ説明をしていただきたい。

【政策企画部長】
グランドデザイン大阪においては、市域外も巻き込んだ形で議論がされているようである。グランドデザインとの関係もあるので、総務部長からの話についてよろしくお願いしたい。

【総務部長】
この場で何を決めようとしているのか。

【府民文化部】
報告させていただいた素案に基づき、しっかりとその方向で進めよという了承をいただきたいと思っている。

【政策企画部長】
市町村との関係もあるが、今の報告を基に、今後、議会や府民の意見をお聞きしながら、都市魅力戦略やそれにぶら下がる諸々の計画、今回観光戦略だけは出しているが、それらを府市で策定していくということを決定するということでいいと思う。

【知事】

  • 観光局について、名称が役所っぽいという声もあるが、府民から見たわかりやすさからいうと、観光局だと思う。ありふれた名前であるが、わかりやすい名前がいいのではないか。
  • 観光局が具体的に何をするかについては、プロフェッショナルな方に決めてもらうが、一番こだわるのは、外国人観光客を含めて観光客数をどれだけ増やしていただけるかである。増やすための人材はあくまでもプロであるべき。そのプロの人に、これをやればこれだけ観光客数を増やせるということをはっきり掲げてもらう。その上で、府市が何を手伝うのか、その財源はどこから出すのか、ということになるのではないかと思っている。
  • 観光局の局長の人選について、提案の中身はプロでないと評価できないと思う。提案の事業をすることによって、百万人増えるのか、二百万人増えるのか、結果を出していただいて、その結果によって検証するという作業を積み重ねるのが一番わかりやすいのかなと。
  • 結果が出て、観光客数が今の倍になり、商売されている方にとって、そろそろうちも英語ができる人をおかないといけないかなとか、中国語ができる人をバイトに雇おうかとか、そういった感覚になってくれば、大阪府市で観光行政に取り組んできたという実感を府民のみなさんが得られるので、そういった形にしたいと。
  • 観光局を担う人が、諸団体を一本化した方がいいと判断した場合、その方向で府としてお手伝いする。
  • 観光局は、民で活動されている、実績を上げられている方の知恵をもって運営し、役所は、組織の合併、統合等を含めて、役所でやるべきところをサポートする。目標を最初に掲げ、実績を出してもらう、そういう観光局をつくってもらいたいと思っている。

【政策企画部長】

  • 大阪観光局については、交流人口、外国人旅行者数を増やすということを目的として、どういう役割を担い、所掌事務としてどのようなことをするのか、特にトップの人選を含めて、よろしく検討をお願いする。その中で、役所のかかわりについても整理していただきたい。
  • あわせて、都市魅力創造戦略についても、報告にあったことを基に、これから作業を進めるという方向性についても、本日の会議で決定する。

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