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更新日:2024年7月9日

ページID:86068

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先輩職員のインタビュー(小中学校事務職員)

永坂 春菜
大阪府泉南市立鳴滝小学校 主事(令和6年6月1日現在)

これまでの配属先

平成31年4月 大阪府泉南市立信達小学校に配属
令和6年4月  現所属(一般事務へ転任)

現在担当している業務の具体的な内容を教えてください。

 教職員に関することでは、主に手当の認定や出張費支給などの給与報告、産休育休等の手続き関係を担当しています。児童や保護者に関することでは、給食費や教材費の口座振替業務、未納になった家庭からの集金、転校先との手続き、教科書の受領冊数報告などを担当しています。全体に関することでは、電話や来客の対応、給食の手配、公費での教材の購入や予算の管理、業者とのやりとりなどが主な仕事です。

なぜ小中学校事務職員になろうと思いましたか。

 私は現在、車椅子を使用しながら働いています。私が車椅子を使用するようになったのは中学3年生の時ですが、病気自体は生まれながらに持っていました。なので、小中学生の頃は、先生方が私の体のことをいつも気にかけてくださっていたので、とても助かりました。

 そのような過去から、「今度は私が、病気や障害を抱えながら学校生活を送る子どもの力になりたい。」「そういった子ども達をサポートする先生を、支えたい。」と思い、志望しました。

これまでの業務で大変だったことや嬉しかったことについて教えてください。

 現在の日本では、給食費や教材費等、子どもの教育にかかる家庭の経済的負担が大きい状況です。そのため、給食費や教材費等の必要な集金をする際は、家庭により経済状況が違うことを踏まえて、分割での集金を提案するなど、少しでも家庭の負担を軽減できるように心がけています。

 子ども達と接していく中で、車椅子に興味を持ってくれることがあります。その時に、私の体のことや車椅子で大変なことなどを話すと、「知らなかった!」「先生が移動するとき荷物持ってあげるよー!」と声をかけてくれたのは嬉しかったです。

 また、前任校で卒業する6年生の保護者から、感謝のお手紙をいただいたことがあります。不登校傾向の子だったのですが「毎朝休みの電話をすると、先生が、子どもだけでなく私のことも心配してくれたので、すごくうれしかった。」と、書かれていました。私もとても嬉しくて、その手紙は今でも大切に保管しています。

仕事をするうえで心がけていることはありますか。

 事務職員は電話を受けることが多く、中には保護者からの相談の連絡が入る時があります。その際には、早期に対応できるよう丁寧な聞き取りを行い、すぐに関係職員や管理職に連絡するように心がけています。

 また、事務職員も児童や保護者と関わりますが、やはり一番大切なのは児童や保護者と先生方の関係なので、そのサポートになるように先生方と連携していきたいと思っています。

受験される方へメッセージをお願いします。

 基本的に学校に事務職員は一人なので、もちろん大変な時もありますが、一人で抱え込まずに、同じ市の事務職員や周りの先生たちに相談することが大切です。学校は、子ども達の成長や笑顔を間近で感じることのできる、良い職場だと思います。

 採用試験では、焦らずに落ち着いて頑張ってください。応援しています!

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