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研究開発学校
研究開発学校制度について
文部科学省では、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、幼稚園及び幼保連携型認定こども園の教育課程の改善に資する実証的資料を得るため、昭和51年から研究開発学校の制度を設けています。
この制度は、学校における教育実践の中から提起されてくる教育上の課題や急激な社会の変化・発展に伴って生じた学校教育に対する多様な要請に対応するため、研究開発を行おうとする学校を「研究開発学校」として指定し、その学校には、学習指導要領等の現行の教育課程の基準によらない特別の教育課程の編成・実施を認め、その実践研究を通して新しい教育課程・指導方法を開発していこうとするものです。
国や教育委員会においては、以前から、教育課程研究指定校を設けるなどして教育課程の改善のための研究を進めてきており、その成果は、学習指導要領の改訂等に際しても十分生かされてきています。一方、教育課程の基準の改善に当たっては、改善しようとする事項がその趣旨やねらいに即して実際に各学校で実施できるかどうかなどを十分見定めることが必要であり、そのためには現行の基準によらない試みをあらかじめ実践し、その成果を検証しておく必要があります。
このような考えに立って、文部科学省では、学校教育法施行規則第55条等に基づき、現行の基準によらない教育課程の編成・実施を認める研究開発学校制度を設けています。
本府における研究開発学校の紹介
指定年度 平成18年度から20年度
研究開発学校 |
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研究開発課題 |
国際社会に生きる表現力豊かな子どもの育成をめざした小・中学校の9年間を見通した英語教育の教育課程・指導方法・評価に関する研究開発 |
指定年度 平成19年度から21年度
研究開発学校 |
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研究開発課題 |
「自分の夢・生き方を創りつづけることができる子」の育成をめざし、小中一貫して取り組む「夢づくり科」の教育課程及びその効果測定方法の完成 |
研究開発学校 |
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研究開発課題 |
いじめや不登校の未然防止及び不登校生等の学校復帰のための小中連携した教育課程とその指導方法・評価及び学校、教員、児童・生徒集団のあり方についての研究開発 |
指定年度 平成20年度から22年度
研究開発学校 |
とどろみの森学園
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研究開発課題 |
国際社会の中でたくましく生きる子を育てるために、ことばの力と論理的思考力をもとにした「コミュニケーションの力」と、地域での体験をもとに自分を見つめ、生き方を考える「自己の確立を図る力」を育むための小中一貫した教育課程及び指導方法の研究開発 |
指定年度 平成22年度から24年度
研究開発学校 |
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研究開発課題 |
「今の課題に向き合い、未来をよりよく生きる力を育てる」ために、連携型小中一貫教育による児童・生徒の発達の段階に応じた新領域「実生活:いまとみらい科」の指導内容及び指導方法の工夫改善の研究開発 |
指定年度 平成28年度から31年度
研究開発学校 |
豊能町立東ときわ台小学校 |
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研究開発課題 |
小学校における障がいのある児童のための障がいの特性に応じた教育内容、指導方法及び評価のあり方についての研究開発 |