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更新日:2024年5月30日

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大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)形成事業

概要

2020年10月、菅内閣総理大臣(当時)の所信表明演説において、「2050年カーボンニュートラル、脱炭素化社会の実現」が宣言されました。
我が国において港湾は、貿易量の99%以上が経由する国際サプライチェーンの拠点であり、CO2排出量の約6割を占める発電所、鉄鋼、化学工業等の多くが立地する臨海部産業の拠点でもあることから、脱炭素経営の一環でサプライチェーンの脱炭素化に取り組む荷主企業等のニーズへの対応や、CO2多排出産業等のエネルギー転換等に貢献するといった、重要な役割を果たすことが求められています。
そのため、国土交通省では、「2050年カーボンニュートラル」等の政府目標の下、我が国の産業や港湾の競争力強化と脱炭素社会の実現に貢献するため、脱炭素化に配慮した港湾機能の高度化や水素・アンモニア等の受入拠点の整備等を図るカーボンニュートラルポート(CNP)の形成を全国的に推進しています。

大阪港湾局においても、この国土交通省の動きを踏まえ、「大阪“みなと”」(大阪港・堺泉北港・阪南港)におけるCNPの形成に向け、関係業界(団体・企業)及び有識者の意見を聴きながら、大阪“みなと”及び全国的な取組状況の情報共有やCNP形成に向けた具体的な取組の検討及び推進を図ることを目的として、「大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)推進協議会」を令和5年8月に設置しました。

また、同協議会での議論を踏まえ、官民の連携による港湾における脱炭素化の取組方針や具体的な事業を取りまとめた「大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画」を令和6年3月に策定しました。

今後も大阪“みなと”におけるCNP形成の実現に向けて、取組を進めてまいります。

トピック

大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)推進協議会

概要

大阪“みなと”におけるCNPの形成に向けての検討を行うため、関係団体・企業及び有識者等のご意見をお聴きすることを目的として、令和4年1月28日に「大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)検討会」を設置しました。
また、令和4年12月に施行された「港湾法の一部を改正する法律」に「港湾脱炭素化推進協議会(第50条の3)」が位置づけられたことを踏まえ、同検討会の組織及びこれまでの取組を継承し、同法律上の協議会として、令和5年8月1日に「大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)推進協議会」を設置しました。

協議会実施状況

  開催日 場所 議題 資料
第1回

令和5年8月22日

(火曜日)

大阪市役所本庁舎

屋上階P1会議室

  • (1)港湾脱炭素化推進計画検討部会及びLNGバンカリング拠点形成部会の設置
  • (2)港湾脱炭素化の取組みに関する情報提供
  • (3)港湾脱炭素化推進計画骨子案の概要
  • (4)大阪“みなと”における取組紹介
  • (5)CNP形成に向けた課題
  • (6)今後のスケジュール
詳細は第1回「大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)推進協議会」の開催について
第2回

令和6年1月22日

(月曜日)

TKPガーデンシティ大阪淀屋橋

19階バンケット19A

  • (1)港湾脱炭素化推進計画検討部会の開催結果・国土交通省との協議結果の共有
  • (2)港湾脱炭素化推進計画(案)の概要説明・推進計画策定スケジュール共有
  • (3)港湾・臨海部の脱炭素化促進のための制度等の情報提供
  • (4)大阪“みなと”におけるCNP形成に関する取組状況
  • (5)「次世代エネルギー拠点形成部会」の設置(案)
  • (6)大阪“みなと”におけるCNP形成に係る課題等の意見交換
詳細は第2回「大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)推進協議会」の開催について

協議会設置要綱 協議会設置要綱(ワード:38KB) 協議会設置要綱(PDF:181KB)(令和6年1月18日に改定)

※令和3年度から4年度に開催した「大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)検討会」の内容はこちら

次世代エネルギー拠点形成部会

大阪の港湾・臨海部における、水素・アンモニア・e-メタン等の大規模な供給などを可能とする環境整備や、大阪に集積する産業との連携による需要創出などの拠点形成を図るため、官民が連携して課題及び対応の検討を行うことを目的として、令和6年1月22日にCNP推進協議会の下部組織として、商工労働部成長産業振興室産業創造課を事務局とした「次世代エネルギー拠点形成部会」を設置しました。

「次世代エネルギー拠点形成部会」の内容はこちら

大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画(令和6年3月策定)

概要

大阪“みなと”におけるCNPの形成に向けて、令和3年度から令和4年度にかけて「大阪“みなと”カーボンニュートラルポート(CNP)検討会」を計4回開催し、大阪港、堺泉北港ならびに阪南港の「カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画」を令和5年3月28日に策定しました。
また、令和4年12月に施行された「港湾法の一部を改正する法律」に「港湾脱炭素化推進計画(第50条の2)」が位置づけられたことを踏まえ、大阪港、堺泉北港ならびに阪南港の「カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画」を継承し、「大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画」を令和6年3月29日に策定しました。

大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画

大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画(ワード:5,701KB) 大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画(PDF:1,887KB)

大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画 概要版

大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画 概要版(PPT:3,475KB) 大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画 概要版(PDF:1,047KB)

用語集

用語集(ワード:37KB) 用語集(PDF:274KB)

令和5年3月に策定した、3港の「カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画」は、「大阪港・堺泉北港・阪南港港湾脱炭素化推進計画」に継承し、令和6年3月29日付けで廃止しました。

大阪“みなと”におけるCNP形成に向けた取組について

ESIプログラム、グリーンアウォード・プログラム

大阪港及び大阪府営港湾(堺泉北港、阪南港ほか6港)は、環境・脱炭素化に配慮した取組を実施する船会社・荷主の府営港湾の利用を促進し、大阪におけるカーボンニュートラルポートの形成及び大阪府営港湾の振興を図るため、令和6年1月1日(月曜日・祝日)より、国際的な環境プログラムである、「ESIプログラム」及び「グリーンアウォード・プログラム」に参加しています。これにより、それぞれのプログラム運営団体により認証された船舶を対象として、府営港湾への入港料を15パーセント減免するインセンティブ制度を開始しています。
対象港:大阪港、堺泉北港、阪南港、二色港、泉佐野港、泉州港、尾崎港、淡輪港、深日港
※ESIプログラム、グリーンアウォード・プログラムの詳細はESIプログラム、グリーンアウォード・プログラムについてを参照ください。
※大阪港は、令和2年6月にグリーンアウォード・プログラムに参加しています。

また、グリーンアウォード・プログラムへの参加を記念して、1月9日(火曜日)にグリーンアウォード財団より大阪港湾局に銘板授与が行われました。

銘板授与
グリーンアウォード財団銘板授与

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