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農地・農業用施設の災害復旧事業制度
農地・農業用施設の災害復旧事業の活用
台風による大雨や地震などの自然事象によって、田、畑などの農地や、ため池、農道、用排水路などの農業用施設が被害を受けた時は、復旧工事費の一部を補てんする国の補助制度を活用できます。
農地の復旧事例
被災直後
⇒ 復旧工事完了
災害復旧事業の対象となる災害
自然事象 |
災害要件 |
---|---|
降雨 |
24時間雨量が80mm以上、または、時間雨量が20mm以上 |
河川の出水(洪水) |
警戒水位以上・低水位と堤防高の1/2以上 |
暴風 |
最大風速(10分間平均)15m/s以上 |
干害 |
連続干天日数(日雨量5mm未満の日を含む)が20日以上 |
火山噴火の降灰 |
粒径 1mm以下にあっては、2cm以上 |
高潮 |
異常な高潮もしくは波浪で被災程度が比較的大きい(消波ブロック1/2以上) |
その他 |
融雪・地すべり・地震・落雷・凍上ほか自然災害に起因する事象 |
災害復旧事業の実施要件
- 1箇所の工事費が40万円以上のもの
- 農地にあっては、耕作の目的に供される土地
- 農業用施設にあっては、農地の利用又は保全上必要な公共的施設(受益戸数が2戸以上の施設)
災害復旧事業の補助率
基本補助率
農地・・・50%
農業用施設・・・65%
また、農家1戸当たりの工事費が8万円を超える場合や、台風など広範囲にわたる災害で国から激甚指定された場合には、
補助率が嵩(かさ)上げされる場合があります。
※制度に関する詳しい内容は、農林水産省のホームページ(災害復旧事業:農林水産省(外部サイトへリンク))をご覧いただくか、対象施設がある市町村の農林事業担当窓口へご相談ください。