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サプライチェーン全体のCO₂排出量見える化モデル事業
お知らせ
- CFPセミナーのアーカイブ動画と当日資料を掲載しました。(2024年9月2日更新)
- モデル事業参加企業を決定しました。(2024年8月28日更新)
- CFPに関する無料相談窓口を開設しました。 (2024年6月28日更新)
- CFP算定シートと使い方マニュアルを掲載しました。 (2024年6月28日更新)
- モデル事業参加企業の募集を開始しました。 (2024年6月24日更新)
- CFPセミナーとワークショップを開催します! (2024年6月13日更新)
事業概要
大阪府では、大阪・関西万博の機会を活かしてサプライチェーン全体のCO2排出量見える化の取組みをさらに推進することを目的に、製品のカーボンフットプリント(CFP)※の算定および削減に取り組むモデルとなる企業を支援する「サプライチェーン全体のCO2排出量見える化モデル事業」を実施しています。
※カーボンフットプリント(CFP)とは・・・製品・サービス単位での原材料調達から生産、流通、消費者による使用や廃棄・リサイクルまでのGHG(温室効果ガス)排出量をCO2量に換算したもの。
(1)モデル事業参加企業の決定
2024年6月24日(月曜日)から同年7月22日(月曜日)まで参加企業を募集していた本モデル事業において、申請企業の業種や対象製品の流通量、算定実現可能性等を総合的に検討し、以下のとおり参加企業を決定しました。
参加企業
- コクヨ株式会社
- ロート製薬株式会社
(五十音順)
支援内容
大阪府 サプライチェーン全体のCO2排出量見える化モデル事業事務局(ボストン コンサルティング グループ合同会社)が、以下の取組みを無料で実施します。
- 対象企業の製品のCFP算定
各社の製品それぞれについて、サプライチェーン上の各段階でCFPを算定(他社製品との比較を前提としない比較的簡易な算定を実施) - 排出量削減策の検討
1で算定したCFPを踏まえ、今後に向けた排出量の削減目標を設定し、具体的な削減策を検討
応募関係資料
※募集は終了しました。
応募関係資料 | |
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公募要領 | (PDF:1,152KB) (ワード:1,164KB) |
事業概要 | (PDF:998KB) |
申請書 | (PDF:440KB) (ワード:55KB) |
申請書記載例 | (PDF:454KB) |
(2)CFPセミナーとワークショップの開催
これからCFPについて取り組もうとしている方から、より詳しくCFPの算出等について学んでみたいという方まで、CFPにご興味のある方を幅広く対象としたCFPセミナーとCFPワークショップを開催します。
環境省や農林水産省等のCFPに関する事業支援等、CFPの実行支援の経験を多数有する講師がサポートしますので、皆様のご参加をお待ちしております!
CFPセミナー
※終了しました。
- 日時:2024年7月31日(水曜日)14時から15時30分
- 概要資料(PDF:531KB)
- アーカイブ動画(外部サイトへリンク)
- 当日資料(PDF:7,695KB)
CFPワークショップ(2回連続講座)
- 日時:第1回 2024年9月6日(金曜日)、第2回 2024年10月30日(水曜日)
➢ 各回共通のタイムテーブル(第1回と第2回は同じ時間帯にご参加ください。)
・第1部 10時から11時30分
・第2部 13時から14時30分
・第3部 16時から17時30分 - 場所:トラストシティカンファレンス新大阪(大阪府大阪市淀川区宮原3-5-36 新大阪トラストタワー2階)
- 対象:大阪府に事業所を有する事業者
- 定員:各部54名
- 費用:無料
- 講師:ボストン コンサルティング グループ プリンシパル 伊原 彩乃
- 申込期間:2024年7月31日(水曜日)から同年8月27日(火曜日)
- 内容:CFPの取り組み方 実践編、模擬算定、CFPでよくあるお悩みの解説、令和5年度CFPモデル事業参加者の声
- 詳細:(PDF:531KB)
※内容は予告なく変更になる可能性がありますので、ご了承ください。
(3)CFP算定シートと使い方マニュアル
CFPの算定にすぐに取り組めるよう、CFP算定シートとその使い方マニュアルを作成しました。
自社製品のCO2排出量の算定にぜひご活用ください。
※製品群ごとのイメージを提示していますが、業界団体などで策定したものではありません。あくまで参考としてお使いいただき、算定は算定対象製品の状況を踏まえて行ってください。
CFP算定シート
CFP算定シート | |
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1.食品 | 算定シート(エクセル:1,927KB) |
2.衣類 | 算定シート(エクセル:1,945KB) |
3.化粧品 | 算定シート(エクセル:1,945KB) |
4.スポーツ用品・プラスチック製品 | 算定シート(エクセル:1,950KB) |
使い方マニュアル
使い方マニュアル(2024年6月版)(PDF:1,777KB)
(4)CFP無料相談窓口
「(2)CFPセミナーとワークショップの開催」や「(3)CFP算定シートと使い方マニュアル」等に関するご質問にお答えします。
1回30分程度、オンライン会議にて事務局または提携先がご対応します。
- ご質問の例:生産工程で他製品の生産も含めた工場全体の電力量しか取れないが、どのようにCFPを算定したらいいのか、等
受付期間
2024年7月1日(月曜日)9時から同年12月31日(火曜日)17時まで
受付方法
下記リンク先からお申し込みください。
受付後の流れ
事務局または提携先から候補日程をメールにてお送りしますので、ご希望の日程をご選択ください。
相談方法:オンライン会議(Zoom または Microsoft Teams) ※画面をオンにしてご参加ください。
注意事項:大阪府に事業所を有する事業者の方を対象としています。また、ご相談が多く寄せられた場合には、ご対応できない場合があることをご了承ください。
問い合わせ先
大阪府 サプライチェーン全体のCO2排出量見える化モデル事業事務局(ボストン コンサルティング グループ合同会社)
- 電子メール:Osakacfp@bcg.com
※各業務は、事務局またはその提携先がご対応します。
※事務局実績:環境省、農林水産省、大阪府等のCFPに関する事業をご支援。「CFPガイドライン」「CFPガイドライン(別冊)CFP実践ガイド」(経済産業省・環境省)などCFPのルール策定支援や、企業・団体に対するCFPの実行支援の経験を多数有する。
本事業の趣旨・背景について
2021年3月に策定した大阪府地球温暖化対策実行計画には、2050年カーボンニュートラルをめざし、2030年の府域の温室効果ガス排出量を2013年度比で40%削減する目標を掲げています。
この目標を達成するためには、府域のCO2排出量の約6割を占める産業・業務部門の事業者による排出削減対策は重要であり、事業者が自らの事業活動だけではなく、原材料・部品調達や製品の使用段階も含めたサプライチェーン全体で脱炭素化に取り組む必要があります。さらに市場においてもサプライチェーン全体のCO2排出量の把握・情報開示の重要性は日増しに高まってきています。
また、計画期間の中間年にあたる2025年は、大阪・関西万博が開催されることから、今後の排出削減をさらに推進していくために、万博開催によるインパクトを残すとともに、万博以降もレガシーを引き継いでいくことが重要です。
そのためには、まず対象となるCO2排出量を「見える化」すること、すなわち製品のカーボンフットプリント(CFP)の算定が不可欠です。大阪府はこのCFPの取組みを促進するため、大阪府に事業所を有する事業者を対象に、4つの支援を行います。